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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月17日 東京11R 府中牝馬S(G2)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 古馬牝馬限定重賞としては数少ないGII戦。エリザベス女王杯へ向けての叩き台として、とくに4年前のGII昇格以降は豪華なメンバーが揃うようになりました。

 しかしながら、エリザベス女王杯が芝2200m戦であるのに対して、このレースは芝1800m戦。本番とは関連性が薄い距離で行われるため、各馬の序列がストレートに結果に反映されるとは限りません。結果として、堅く収まることが少ないレースになっています。

1.格上がり組が不振

 グレード別定戦で、実績を挙げている馬に有利な条件になっています。GII昇格以後の4年間の勝ち馬は、いずれも過去に重賞勝ちの実績があった馬ばかりです。それ以前のように下の条件からのチャレンジャーが通用しにくくなっていることには注意が必要です。

2.速い上がりが要求される

 昨年と2012年のレース上がり3Fは34秒前半。一昨年に至ってはレース上がりが32秒台という異様なまでに上がりが速い決着になりました。上がりが速いレースへの対応力は、好走するための必須条件と言えます。

3.主力は夏場に使われている馬

 3ヶ月以上の休み明けだった馬は[1-2-3-40]と不振です。昨年のウリウリ、一昨年のマイネイザベル、2012年のホエールキャプチャ、マルセリーナとこのパターンで人気になる馬は少なくありませんが、これらはいずれも馬券圏外に沈んでいます。休み明けの馬には取捨のハードルを高く設定すべきでしょう。

 レッドリヴェールは今年に入って430kg台の馬体重で競馬に使われるようになって、レースぶりが安定してきました。直線が長いコースの1800m戦は現状ベストと考えられますし、GIで活躍していた当時の主戦戸崎圭太騎手への乗り替わりもプラス材料。クイーンSからの臨戦も理想的です。

 スイートサルサは今春の福島牝馬Sの勝ち馬ですが、一昨年の当レースで3着があるように、本来は東京・新潟の直線が長いコースを得意としています。スマートレイアーは55kgを背負った昨年が2着ですから、今回54kgで出走できるのは有利。問題は久々がどう出るかでしょう。

 カフェブリリアントは関屋記念では前残りに泣いて持ち味を殺される形。今回は岩田康誠騎手への手替わりで巻き返しを図ります。ケイアイエレガントはヴィクトリアマイル2着、安田記念5着と今春のGIでの連続好走が光りますし、この馬自身は休み明けを苦にしません。

 シャトーブランシュはマーメイドSの勝ち馬ですが、当時より斤量が増えますし、叩き良化型でもあり今回は割り引きが必要になります。ノボリディアーナは牡馬相手の小倉日経オープン2着が好内容。過去3勝を挙げている芝1800mはベスト条件で、ルメール騎手を確保できたのも心強い材料です。

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