netkeibaデスクの予想

netkeibaデスク

お気に入り

お気に入り

登録済

最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月14日 東京11R エプソムC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京でのGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちでしたが、近年はやや様変わりしています。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬が回ってくるようになりました。最近の連対馬からは、ダークシャドウ、ダノンシャーク、ジャスタウェイと、のちにGIで勝ち負けする馬が出ています。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増しています。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近5年間で4歳馬が4勝。2011年から2013年は4歳馬ワンツーで決まっています。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリーです。

2.連勝は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例です。過去5年の連対馬10頭のうち9頭が4番人気以内。ただ、3着馬の人気は9、2、15、7、8ですから、三連系の馬券ならば穴狙いの余地があります。

3.主力はマイラーズC組

 かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していましたが、最近ではさっぱり勝負にならなくなりました。替わって活躍が目立つのがマイラーズC組。最近5年間で7頭がマイラーズCから臨戦して、そのうち5頭が馬券圏内に入るという抜群の相性の良さを見せています。

 サトノアラジンは大型馬ということもあって完成が遅れましたが、4歳にしてようやく本物になってきました。ここ二戦は他馬とは次元の違う脚を使って連勝。中二週での重賞挑戦になりますが、前走が余裕残しの内容でしたから、メンバー強化もそれほど大きな問題にはなりそうにありません。

 フルーキーは安田記念に出走の予定でしたが、同馬主のフィエロとの兼ね合いもあってこちらに回って来ました。戦ってきた相手を見るとまだ重賞を勝っていないのが不思議なくらいです。マイラーズCを叩いての2戦目というのも強調できるローテーションで、ここも勝ち負けになって当然でしょう。

 エイシンヒカリは外ラチ沿いまで大きく膨れながらも完勝したアイルランドトロフィー以来の東京コース登場になります。左回り云々というよりも、精神的に幼いところが残っているのが難点で、重賞メンバー相手に自身の力量をフルに発揮できるかが課題になります。

 ディサイファは昨年の勝ち馬で、以来GII、GIばかり使われていましたが、久々にGIIIに降りてきた前走の中日新聞杯を快勝しました。GIIIでは頭ひとつ抜け出した存在で、前走同様の57kgなら。サンレイレーザーは昨年の毎日王冠の2着馬で、一昨年のエプソムCでも3着しているように東京芝1800mでは凡走がありません。大敗のあとの一変がある馬で、芝に戻って激走が期待できます。

このレースの予想一覧