最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 春のチャンピオンマイラー決定戦。例年ならば外国馬の参戦があるのが普通ですが、今年はひさしぶりに日本馬のみで行われます。これはじつに12年ぶりのことです。 ジャスタウェイ、ロードカナロアという絶対的な存在が抜けて、現在のマイル路線は群雄割拠という状況。今年の安田記念では、新興勢力からベテランまで、チャンスがある馬の数は五指に余ります。何が一番強いのかという戦力の見極めはもちろんですが、どういう馬を狙うべきなのかという方針の策定もまた同様に重要になるでしょう。 1.スピードレースの傾向が強まる 東京芝1600mではスピードだけでなくスタミナも要求されるので、2000mを勝ち負けできるようなタイプが有利…、というようなことが言われていた時期もありましたが、近年では様変わりしています。不良馬場の昨年をのぞく2011?2013年は、芝1600m以下のレースからここへきた馬が勝ち、2着も2頭が距離延長でした。高速決着に対応するためには、より短い距離でも活躍できるようなスピード能力が重要になります。 2.数少ない58kg重賞 安田記念では、古馬の牡馬は58kgを背負います。秋のマイルチャンピオンシップは57kgであるように、最近ではGIでも57kgが一般的で、定量が58kgになるレースは他には春秋の天皇賞と宝塚記念があるくらいです。背負い慣れない58kgに余力が削られてしまう可能性があるので、「58kg実績」を調べておくことをおすすめします。 3.ベテランが輝くリピーターレース 前記の通り数少ない58kg戦であることと関係があるのかもしれませんが、このレースでは過去に好走歴のあるベテランのリピーター好走が目立ちます。グランプリボスは2012年と2014年に2着、ショウナンマイティは2013年が2着で2014年が3着。両馬とも2度めの好走は人気薄でしたから、近況が悪くても実績あるベテランには敬意を払う必要があります。 リアルインパクトは2011年のこのレースを3歳で制した天才マイラー。以降スランプが続いていましたが、ここに来て完全に勢いを取り戻しました。オーストラリアのGIジョージライダーS(芝1500m)勝ちは59kgを背負ってのもの。重い斤量のレースのほうが実力を発揮できる馬ですし、阪神C連覇が示す通りスピードも充分。4年の間隔をおいて再度の安田記念制覇が現実味を帯びてきました。 ミッキーアイルは高松宮記念3着からの直行。距離が延びるのはもちろん歓迎ですし、好位差しを身につけた今ならば大敗した昨年の悪夢を払拭する可能性は高いと思われます。なお58kgでは阪急杯で微差2着があります。モーリスは堀厩舎に転厩してから破竹の3連勝。素質が開花して勢いに乗ってGIに挑みます。3kgの斤量増、出遅れ癖など超えるべき課題も少なくありませんが、それらを問題にしないかもと思わせてしまうほど末脚は破壊力抜群です。 ヴァンセンヌは京王杯SCでは距離が短かったようで連勝が止まりましたが、短距離戦の忙しい流れを経験できたことは今回に繋がるでしょう。ダノンシャークは昨年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬で、安田記念でもこれまで3、4着。58kgでの経験も豊富です。 サクラゴスペルは京王杯SCの勝ち馬。安田記念では一昨年に5着していますが、当時よりあきらかにパワーアップしています。ラピスラズリSなどで2回連対しているように58kgも苦にしません。フィエロは高速馬場を得意としていて今回の条件はぴったり。前走は不運が重なり3着に敗れましたが、状態面に不安はなく、昨秋のマイルチャンピオンシップ2着の実力に陰りは見られません。
ミッキーアイルは抑える競馬が板についてきたとはいえ、1200mの高松宮でもうなりながら追走していて、あの行きっぷりで東…
⇒続きを読む
安田記念の調教予想をする上で、頭に入れておかないといけないことは「トラック調教の重要性」。これは2013年安田記念でロ…
安田記念と言えば、ハイペースが定番のレースで、過去10年を振り返ってもスローペースだった年は一度もありません。よく“東…
【パドック速報対象レース】 当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公…
【混戦】モーリスは転厩から3連勝で内容も秀逸。G1も58kgも初だが大型馬で充実も示しており突破できると見る。フィエロは…
【モーリス来た-】京都1400mをレコ勝ちデビューした時から、将来はマイルの頂点・GIを目指せる逸材だと睨んでいたモーリ…
前売りではモーリスが1番人気。この原稿を書いている時点ではそれほど極端にかぶっているわけでもないのでモーリスでよかった…
各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝…
◎ヴァンセンヌは「ディープインパクト×ニホンピロウイナー」という組み合わせ。母フラワーパークは現役時代に高松宮杯(G1…
◎リアルインパクトは、2011年安田記念を3歳ながら9人気で勝利した。安田記念はリピーター(過去の3着以内馬の再激走)…
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 春のチャンピオンマイラー…
フィエロは、復帰戦のマイラーズCで3着。スローペースで上がりの速い流れの中、直線で詰まるロスがあったことを考えるともっ…
Cコースに替わってから、というよりはこの東京開催は基本的に先行馬有利、内有利な馬場。もちろん、展開や馬場状態でこの傾向は…
12番人気だったヴィクトリアマイルでは「指数では一発を匂わすレベル」として△を打ったケイアイエレガント。その同距離コース…
叩いた効果で一段と力強くなってきた10フィエロが主役に躍り出る!昨年8着は極悪馬場が敗因。2度目のチャレンジになるが良で…