丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

5月31日 東京10R 日本ダービー(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    14

    相手

    1

    6

    7

    11

    13

    17

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    14

    2着

    13

    相手

    1

    6

    7

    11

    17

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    14

    2着

    11

    相手

    1

    6

    7

    13

    17

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 22.2倍 = 6660円
【3連単】
100円 × 157.6倍 = 15760円

このレースの収支

払戻:22420円
収支:+12820円

丹下日出夫の見解

【V2に荒ぶる】皐月賞上位馬――中でも勝ち馬ドゥラメンテの能力が抜けている。本年の皐月のクラリティスカイの逃げは、スタート後の2Fめに10秒7のラップを踏み、前半1000m通過は59秒2。近年の皐月賞では1秒近く速いタフな平均ペースに持ち込み、しかも上がり3Fのレースラップは、11秒7-11秒4-11秒6(3Fは34秒7)。GIたる緊張感が、このラップににじみ出ている。なんて、ミドルラップのアシストを受けたにせよ、ドゥラメンテの走破タイムは1分58秒2、自身の上がりは33秒9。右回りは初めてということもあったのだろう。3-4コーナーあたり舵取りは少々乱暴だったが、レースの上がりを0秒8超。坂下近辺から一気に前の馬たちをのみこんだ脚色から逆算すると、中山の急坂・1Fを推定11秒フラットで登坂。今年の皐月賞馬は、ひと味もふた味も違う。

 ちなみに、皐月賞のレースレコードは、二年前にM.デムーロとのコンビでロゴタイプがマークした1分58秒0。ただしこれは前半1000mが58秒0というHペースに引っ張られる形のレコード。ロゴタイプの上がりは35秒0と、いっぱいいっぱいだったのに対し、ドゥラメンテの上がりは33秒9。「皐月賞でもっとも速い脚を使った馬をダービーで狙え」は今もって生きるスタンダードだ。木曜日計測の体重は503キロ。前回よりハードに攻めてきたにもかかわらず、体重は増えている。スタンド前発走の東京2400mは、テンションの高さが気になりはしないか。細かい部分で、調整するところもあるけれど、元より東京コースは4戦2勝。昨秋11月の東京1800mの未勝利戦を、11秒9-11秒0-11秒1(3Fは34秒0)に対し、自身の上がりは33秒7で突破。当日は雨予報を言われているが、ディープのように「跳ぶ」のではなく、地に脚を叩きつけるようなフットワークのキンカメ産駒。しかも、ブレのないデムーロが「連続」騎乗。道悪になればさらに、能力差が決定的な着差となって現れる可能性の方が高い。

2着のリアルスティールも、自身の走破タイムは1分58秒4。道中の位置取り、追い出しのタイミング等々、レース内容は満点に近い。皐月賞はまだ完成途上、小さいながらも心身ともに上積みは必至。チャレンジャーには失うものはない。

6着に終わったサトノクラウンは、今思えば皐月賞のルメールは「ナメていた」?(笑)。ま、東スポ杯勝ちや弥生賞の2分1秒8という記録をそれなりに評価はできるものの、同じ33秒台の上がりにも、ドゥラメンテほどの鮮烈さがなかったのも確か(10秒台のラップがない)。しかも皐月賞は、人気もあって厳しく攻めたことで、馬が硬くなり弥生賞の時のような光沢を失っていた。ただ、今度は調整を変更、見るからに体の張りが違うし、木曜日計測では490キロまで増やしている。デキひと息でも、皐月賞は坂上もあきらめることなくメンバー中第2位の34秒5はマーク。コースロスさえなければ少なくとも3着はあったか。

キタサンブラックも、皐月賞は6キロ増で3着に粘り込み。血統も印象も地味だが、体重通り、一歩一歩成長段階を歩んでいる。妙に度胸の据わった気性を思えば、17番枠のスタンド前発走も大丈夫。正攻法の競馬さえ心がけていれば、ビッグタイトルがふと目の前に転がり込んできた――なんていうダービーもあるかもしれない。

連穴は京都新聞杯優勝馬サトノラーゼン。2分11秒3という時計もそれなりの評価ができるが、ラスト4Fのレースラップは11秒9-11秒4-11秒9-11秒6(3Fは34秒9)。連続4Fの11秒台の持久力は、2400mのダービーへとつながる。同レース2着のポルトドートウィユも、ドゥラメンテとごく近いエアグルーヴ一族。蓋を開けてみれば、初の左回り・東京2400mが、実はもっとも適した舞台だったりする。「ダービーを勝てるのなら、他のすべてのレースは叩き台でいい」ことを、鞍上の武豊は知っている。

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