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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月16日 東京11R 京王杯SC(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念に向けた前哨戦ですが、このレース自身も今年で60回目という長い歴史を誇ります。近年では安田記念にはあまり直結しない微妙な立ち位置が定着してしまいましたが、春の府中には欠かせない風物詩的なレースとして親しまれています。

1.ベテランの好走が目立つ

 昨年は8歳のレッドスパーダが快勝。一昨年2着のトライアンフマーチは7歳でしたし、その他にもトウショウカレッジ、オレハマッテルゼ、テレグノシスと7歳馬の活躍が目につきます。若さや勢いよりも、ベテランのキャリアを重視すべきレースだといえるでしょう。

2.高松宮記念凡走馬が巻き返す

 昨年は高松宮記念1着のコパノリチャードが7着に沈み、17着だったレッドスパーダが勝ちました。2011年3着のジョーカプチーノは高松宮記念では10着、2009年2着のトウショウカレッジは高松宮記念では4着など、高松宮記念では好走した馬より凡走していた馬の方がむしろ狙いやすくなっています。

3.条件戦からの上がり馬に注目

 前走で芝の準オープンを走っていた馬が、過去10年で2勝、2着2回、3着1回。全体で13頭しか出走がない中でこの数字をマークしています。ほとんどが人気薄での好走でもあり、とくに注目すべきステップだといえるでしょう。

 ダイワマッジョーレは一昨年の当レースの勝ち馬。前走の高松宮記念は出遅れも響きましたが、そもそもスプリント戦はこの馬には忙しすぎました。重賞を2勝している実績馬が他馬と同斤量の56kgで出走できるのですから、ここは巻き返して当然のレースだと言えます。

 ダンスディレクターはここまでほとんど凡走がない安定株。5歳にして条件戦を卒業して、満を持して重賞に挑戦してきました。初の関東圏への輸送は課題ですが、脚質的に東京コースはプラスでしょう。オメガヴェンデッタは全4勝を挙げている1400こそがベストの距離で、谷川岳Sを叩いての臨戦は予定通りの行動です。母のビハインドザマスクは同じ距離のスワンSを勝った名牝。冴え渡る横山典弘騎手の手綱捌きにも注目が集まります。

 ヴァンセンヌは4連勝で東京新聞杯を突破したこの路線最大の上がり馬です。母は名スプリンターのフラワーパークですが、本馬はマイル以上の距離ばかり使われていて、今回は初の短距離戦への対応が最大の課題になります。レッドファルクスは左回りの短距離戦のスペシャリスト。母はこのレースを連覇したスティンガーの全妹という血統背景の持ち主で、準オープンを勝ったばかりでも侮れません。

 クラリティシチーはダービー卿チャレンジTでは2着に終わりましたが、勝ったモーリスが別格の強さでしたから、この馬も恥ずかしい内容ではありません。この距離は初めてですが、前走は好時計でしたから対応は難しくないはず。アフォードは1400mにはほとんど実績がありませんが、昨年の当レースでは8着ながら上がり3Fは最速タイムをマークしています。どんなレースでも自分の脚は使う馬ですし、7歳でも衰えは見られません。前走から2kg減で出走できる今回は警戒が必要です。

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