馬連
流し
2通り
12
14
17
各2500円
5通り
7
9
10
11
15
各1000円
購入:10000円(7通り)
払戻:0円 収支:-10000円
マイル路線組に王道路線(クラシック路線)組が加わり、なかなか見応えあるメンバー構成となりました。まず、最初に考えるべきは、マイル路線組と王道路線組ではどっちが上かということ。 近4年は、前走ニュージーランドTからグランプリボス、カレンブラックヒル、マイネルホウオウ、前走アーリントンCからミッキーアイルとマイル路線組がNHKマイルCを制しています。これは近年の王道路線のレベルが低く、マイル路線組との能力格差が小さかったことも影響しているでしょう。グランプリボスが勝った年は、オルフェーヴルが3冠を決めた年で、当然、クラシックのレベルも高かったのですが、グランプリボス自体が前哨戦のスプリングSで3着に敗れて(勝ち馬オルフェーヴル)、マイル戦に路線変更したいわゆるクラシックではちょっと足りない馬でした。 さて、今年は皐月賞のレベルは勿論、共同通信杯以降に行われた王道路線のレベルが総体的に高く、PP指数の比較で見ても王道路線組優勢を示しています。一目瞭然なのは、共同通信杯で4着だったミュゼエイリアンが毎日杯を勝利していることでしょう。ミュゼエイリアンの勝利は、共同通信杯の3着馬アンビシャスが、スローペースの外々追走から4コーナーの大外をぶん回して不発したラッキーな部分もありますが、他マイル路線組をしっかりと退けた点は素直に評価するべきです。 よって、◎は昨年の新潟2歳Sの勝ち馬ミュゼスルタンを推します。昨年の新潟2歳SはPP指数が高く、暮れの朝日杯FSが行われるまで2歳世代芝の最高指数を保持していました。前走のスプリングSは最後に止まって7着に敗れましたが、前残りの流れを後方から捲くって、出走馬最速タイの上がり3Fをマークしたように、十分に見せ場のある内容でした。その後皐月賞に向かったならば、長期休養明けでレースを使った反動も懸念され、おそらく良い結果とはならなかったでしょう。そしてその後もその疲れが抜けきらないままクラシックシーズンを終えてしまった可能性も高かったかもしれません。 しかし、ミュゼスルタンは皐月賞には見向きもせず、疲れを取ることに専念しNHKマイルカップに向かってきました。この陣営の強い意思が同馬のコンディションを順調に上げさせることに成功したようです。2歳時のPP指数から考えて、まともに能力を出せるコンディションとなったならば、今回のメンバーで不利さえなければあっさり突き抜けて当然の馬です。 ○はアーリントンCの勝ち馬ヤングマンパワー。前走のニュージーランドTは不利な中山マイルの大外枠から勝ちに行く競馬をしたために苦しくなってしまい最後に失速してしまいました。今年のニュージーランドTは先行して大敗したマテンロウハピネスが次走であっさり巻き返して橘Sを勝利したように、タフな馬場状態もあいまって、先行もしくは勝ちに行く競馬をした馬にとってはかなり厳しい流れとなりました。よって、前走のニュージーランドTは8着ながら内容的にはかなり優秀だったと言えるでしょう。今回は巻き返しの好走が期待できます。 ▲は昨年の新潟2歳Sの3着馬ニシノラッシュ。新潟2歳Sでは直線で外から勝ちに行く競馬をして最後に止まってしまいましたが、内容としては勝ち馬以上のものだったとも言えるでしょう。前走のクロッカスSでは直線で進路をなかなか見つけることが出来ず、右往左往するロスがありながら外に出し切ると、しっかり伸びて差しきって勝利しました。レースぶりからはかなりの余裕を感じることが出来ました。この馬は今回が1月以来のレースとなる点がポイントとなります。しかし、1998年のNHKマイルCでは前年12月のひいらぎ賞からの休養明けとなるシンコウエドワードが2着したように、能力さえあればこなせる舞台でもあります。ニシノラッシュはレース間隔が開いたことで人気の盲点になっているので、今回で狙って妙味でしょう。
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