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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月2日 東京11R 青葉賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 青葉賞としては今年で22回めですが、ダービートライアルとしては前身のNHK杯の位置づけを引き継いでいます。皐月賞に間に合わなかった馬たちによる仕切り直しの一戦になります。ここで権利を得た馬はダービーではなかなか勝てないことも、NHK杯以来の伝統になっています。

 しかし、2012年の勝ち馬フェノーメノはダービーでも写真判定の2着と好走しました。フェノーメノの青葉賞は2馬身半差での圧勝。負担が少ない形でここを通過できる馬であれば、ダービーでも好勝負できることを示しています。今年の出走馬にダービーの新星は潜んでいるのでしょうか。

1.2000m超の経験が有利に働く

 かつては毎日杯からの臨戦馬が4連勝した時期がありましたが、近年は不振です。昨年のマイネルフロスト、一昨年のレッドレイヴンなど、1800重賞の実績馬は2400戦独特の流れに対応できず馬群に沈んでいます。替わって活躍が目立つのは、山吹賞や大寒桜賞など、2200m以上のレースをステップにしてきた馬。

2.上がり勝負はディープインパクト産駒

 昨年、一昨年とディープインパクト産駒が2頭ずつ馬券圏内に入っています。一昨年の勝ち馬ヒラボクディープは7番人気でしたし、2012年の2着馬エタンダールは10番人気でしたから、人気薄でもディープ産駒には大駆けの期待が持てます。

3.近年は波乱傾向

 昨年は10番人気のショウナンラグーンが勝利、一昨年は9番人気のアポロソニックが2着するなど、近年は堅く収まることの方が稀です。多くの場合1秒差以内に10頭前後がひしめく大激戦になるので、力量通りにはなかなか決着しません。波乱前提で考えておくべきでしょう。

 レーヴミストラルは2400mのアザレア賞の勝ち馬。2着に負かしたサンライズセンスは先週のあずさ賞を圧勝しましたが、レーヴミストラルはこれに上がり3Fで0.9秒差をつけて完勝しています。遅生まれの素質馬がようやく軌道に乗った印象です。兄姉はすべてオープン級という極めつけの良血馬で、ここの結果次第ではダービーも視野に入ってきそうです。

 レッドライジェルは2200mの山吹賞の勝ち馬。まだ体つきは幼いもののレースでは遊び遊び走っての連勝で、潜在能力はかなりのものがあります。タンタアレグリアは2200mの大寒桜賞の勝ち馬。その前のゆりかもめ賞2着も含めて、左回りの長い直線では安定感があります。

 ブラックバゴは京成杯2着、ホープフルS3着の実績馬。相手なりに走れる堅実な末脚の持ち主で、東京コースにも勝ち鞍があります。ストレンジクォークは2000mで連勝中。上がりの速い決着が課題ですが、好位で立ち回れる器用さと追ってからのしぶとさが武器です。

 ヴェラヴァルスターはゆりかもめ賞ではタンタアレグリアやフォワードカフェを負かしています。長距離適性の高いハーツクライ産駒で、久々の一戦でも要注意。スモークフリーは1勝馬ですが岩田騎手を確保してここに臨みます。ディープインパクト産駒の大型馬で、不器用さはあるものの広いコースでの大駆けに期待が集まります。

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