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【勝機を待つ】ディアマイダーリンは、東京なら順当。前回のフラワーCはコーナー4つの小回り中山の1800m。スローを見越し、向こう正面中ほどから早めに仕掛けて行ったが、最後は息切れ。しかし、東京1800mは三走前に上がり34秒0を計時。赤松賞はラスト3F・11秒7―11秒2―11秒3(3Fは34秒2)というレースラップを0秒6上回る、上がり33秒6の加速ラップで連勝V。コーナーの緩やかな東京なら、中団待機でジックリと構えることができる。

対抗はリアンドジュエリー。三走前の中山・2分1秒5という走破タイムは、一週前の寒竹賞より0秒1速く、ミモザ賞の2分0秒6も古馬準OPと0秒6差。着差はクビだがゴール前は余裕を持って2着以下を封じ込めている。ただ、クロフネ産駒のパワー型だけに、中山で速い脚が使えるからといって、意外に東京はジリだったりするかもしれない。

単穴候補はナガラフラワー。すみれSは牡馬混合の2200m、しかも重馬場。オークスを想定しての距離チョイスもあったろうが、さすがに条件が厳しかった。しかし、父はダンスインザダーク。阪神1800mの1分48秒8、エルフィンS・上がり33秒4があるのなら、東京2000mで堂々勝ち負けを主張していい。

ミモザ賞2着のフロレットアレーも、馬体こそ410キロ前後と軽量ながら、一戦ごとに身体の内部から筋肉がミシリと張り出している。シングウィズジョイも、血統・体型的に、オークスが目標だっただけに、内田も陣営も全力投球。これ以上馬体が減ると厳しいが、君子蘭2着のマキシマムドパリも連下には押さえておきたい。