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2月22日 東京11R フェブラリーS(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 JRAのダート路線は、秋から冬が盛り上がりのピーク。その総決算となるのがフェブラリーSです。距離や性別によって細分化している芝とは違って、ダートではほとんどの馬がこのフェブラリーSを目指します。

 当然のように毎年豪華メンバーになりますが、東京ダート1600mは若干クセがあるコースで、それまでの路線の序列がストレートに反映されるとはかぎらない難しさがあります。最近3年間は1番人気が立て続けに連を外しています。「荒れるフェブラリーS」の時代が到来しようとしているのかもしれません。

1.スピード優先、狙いは若い馬

 本質的に芝馬よりもダート馬の方が完成が遅れる傾向があります。ダート路線では賞金を稼いだ高齢馬がいつまでも幅を利かすのが通例ですが、トップクラスにおいて4歳馬が通用し始めるターニングポイントとなるのがこのフェブラリーSです。去年のコパノリッキー、2009年のサクセスブロッケンなど、4歳馬の激走にはつねに注意が必要です。

2.GI実績馬は侮れない

 有力馬多数でごった返すダート路線ですが、GIで勝ち負けできるような真の一流馬はそう多くいません。2013年の2着馬エスポワールシチー、2012年の勝ち馬テスタマッタ、2008年2着のブルーコンコルドなど、GIでの好走実績がある馬は底力の裏付けがあるので、近況不振に見えてもしばしば穴馬券の使者になります。

3.東海S>>根岸S

 スタミナ勝負になるので、距離短縮になる東海S組が有利です。去年は東海Sからの臨戦が一頭もいませんでしたが、一昨年は東海Sの勝ち馬グレープブランデーがフェブラリーSも連勝しています。左回りで長い直線ということで、ステップレースの中でも東海Sの重要性は抜きん出たものがあります。

 昨年の勝ち馬、コパノリッキーが一歩リード。58kgを背負った東海Sが4馬身差の完勝で、自分の形に持ち込んだときの強さをまざまざと見せつけました。東京1600mの芝スタートは問題なく、連覇の可能性は充分です。

 カゼノコは昨年の3歳ダート王者。ダート馬にしては小柄な部類で、鋭い末脚が身上なので東京コースでの差し脚勝負は望むところでしょう。絶対王者ホッコータルマエに迫った前走川崎記念は高く評価すべき。グレープブランデーは一時期の不振は完全に脱した印象。58kgで距離不足の根岸Sでも大崩れはしていません。一昨年の勝ち馬の復活に期待。

 ローマンレジェンドは脚の使いどころの難しい馬ですが、東京コースで新しい一面が出そう。サンビスタは牝馬での挑戦になりますが、チャンピオンズCでも差のない競馬をしており、侮れない一頭。

 エアハリファはここに来て完成の域に到達しようとしています。距離延長も問題なく、あとは相手関係だけ。ワンダーアキュートは明けて9歳ですが、昨年も帝王賞を勝ったように大きく衰えたわけではありません。高齢馬の逆襲はこのレースのトレンドの一つでもあり、ベリー騎手鞍上で虎視眈々と一発を狙います。

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