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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月21日 東京11R ダイヤモンドS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3000m以上の距離の古馬重賞は、ステイヤーズS、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞(春)という流れ。ダイヤモンドSはその中で唯一のGIII戦で、なおかつハンデ戦ということで、荒れる要素が満載になっています。

 ここ2年は本命サイドで収まっていますが、2012年は15番人気のケイアイドウソジンが逃げ切り。2005年の勝ち馬ウイングランツも10番人気でしたし、それを含めて二桁人気の3着以内が過去10年間で6回あります。無欲の穴馬の激走に期待が持てるレースです。

1.差し・追い込み有利

 小回りの中山や直線平坦の京都で届かなかった馬が府中なら届く、というのがこのレースのお決まりの決着パターン。前哨戦となるステイヤーズS、万葉Sともに開幕週のレースなので、そこでの先行好走履歴は割り引いて考える必要があります。

2.1着候補は若い馬から

 長距離路線はベテラン世代が幅を利かせるジャンルで、毎年高齢馬が出走表の過半数を占めるような状況になりますが、それでも勝ち切るためにはフレッシュさが必要です。過去5年の勝ち馬のうち4歳が3勝、5歳が1勝。高齢のリピーターは2着付け、3着付けの狙いが効率的です。

3.府中の長距離はハーツクライ

 昔は「府中の長距離はトニービンという格言がありましたが、いまではそのポジションをハーツクライが受け継いでいます。ハーツクライ産駒がこのレースに出るようになってから去年で3年ですが、2勝、2着1回と早くも御用達重賞の様相を呈しています。

 フェイムゲームは昨年の勝ち馬。前走のAJCCは有馬記念を除外になって間隔が開いていたところに前残りの展開になって、まったく持ち味を発揮できませんでした。遅咲きのハーツクライ産駒で、5歳になる今年はさらなる活躍が期待できます。

 ラブイズブーシェは京都記念を回避してここに狙いを定めました。東京の長距離では目黒記念2着の実績がありますし、田辺騎手への乗り替わりも魅力的。シャンパーニュは万葉Sを積極策からの小差2着と好走。祖母が名牝ファビラスラフインという良血馬で、4歳の上昇度に期待。

 ファタモルガーナは7歳馬ですがまだキャリアは少なく上がり目を残しています。戸崎騎手との新コンビも2走目で、6着に終わった一昨年以上の成績が期待できます。ステラウインドは万葉Sの勝ち馬で、相性のいい蛯名騎手への乗り替わりで再度の好走も。

 メイクアップはスタミナたっぷりの4歳馬。格下の存在ですがハンデ戦なら。ネオブラックダイヤは大逃げという飛び道具を持っていて、再度横山典弘騎手とのコンビで不気味な存在です。

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