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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月8日 東京11R 東京新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。ここでの勝ちをステップにGIへと羽ばたいていった馬は、過去10年ではハットトリック、スズカフェニックス、ローレルゲレイロがいます。

 といっても、スズカフェニックスとローレルゲレイロは安田記念ではなく、スプリントの高松宮記念の勝ち馬。その他にもダイワマッジョーレ、ガルボ、レッドスパーダなど、このレースの好走馬は1200-1400の短めの距離にシフトしていく馬が少なくありません。

1.先行有利のスピードレース

 直線の長い府中マイルとしては、例外的に差しが効きにくい重賞です。前出のローレルゲレイロ、ガルボ、レッドスパーダもそうですが、他にもコスモセンサー、オレハマッテルゼなど、積極的な立ち回りで詰めの甘さをカバーするケースが目立ちます。

2.真冬の重賞で好調馬優先

 大敗からの巻き返しがあるとしたら、GIからの臨戦くらい。GI以外の重賞ならば、前走で掲示板に乗っていることが好走の条件になります。ただし、前走で準オープンを勝ってのステップは、最近10年間で[1-0-1-6]と不振。オープンの壁に跳ね返されるケースが多いようです。

3.同コースの重賞実績に要注意

 去年の勝ち馬ホエールキャプチャは8番人気でしたが、東京芝1600mで重賞を2勝した実績がありました。同様に東京芝1600m重賞で連対歴があったという馬が、クラレント、トライアンフマーチ、スマイルジャックなど、毎年のように馬券になっています。リピーターが来やすいレースといっていいでしょう。

 シャイニープリンスは昨年の富士Sの2着馬。さらに一昨年の富士Sでも3着しています。東京マイルがぴったりという馬で、休み明けも苦にしません。重賞で厳しい流れになった方が持ち味が活きるタイプで、キャピタルSの敗戦は気になりません。抜けた馬が見当たらない組み合わせで、重賞制覇の大チャンス。

 フルーキーの前走は上がりの速いレースで脚を余した形。直線に坂がある東京に替わるのはプラスに働きそうで、岩田騎手も今回は結果が求められる一鞍になります。エキストラエンドは昨年の2着馬。ディープインパクト産駒にしては切れ味よりもしぶとさが武器で、洋芝になる冬場の方が安定しています。

 タガノグランパはダービーと菊花賞を4着していますが、ファルコンSを勝っているようにスピードは十分。マイルチャンピオンシップでは激流に戸惑った印象ですが、ほんらい器用さのある馬で、GIIIならば一変して不思議ありません。ヴァンセンヌは3連勝で一気のオープン入りした素質馬で、このコースでは昨秋に1000万下特別を完勝した実績もあります。ただ、持ち時計の面では見劣りするのはやむを得ないところで、今回超えなくてはならないハードルは低くありません。

 ゴールデンナンバーは勇退する鈴木康弘厩舎の所属。京都牝馬Sは人気薄での激走でしたが、東京芝1600mは得意コースですし、厩舎の勢いに乗って再度の好走も充分。マイネルメリエンダは東京に替わるのも問題ありませんが、別定戦になって斤量が増えるのがどうか。

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