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【悔しい】ダノンシーザーの前走は、「勝ったと思ったところで、内にモタレてしまった」と、レース後デムーロが悔しさいっぱい。しかし、新潟の高速決着にも対応し、1分20秒2で走破。時計の出にくい内回りで上がり33秒8は自信になる。距離延長も、もちろん。デムーロにすれば、今度こその思いも大きいだろう。

時計の精度ならカバーストーリー。二走前の阪神マイルの1分35秒0は、特筆すべき内容ではないが、錦Sは1分32秒0。勝ち味に遅い、どちらかというと持ち時計のない馬が、翌日のマイラーズCを0秒6上回る快時計で一気差し。やや間隔が開き、稽古駈けする馬にすれば、いくぶん調教がモノ足りないぶん対抗としたが、据え置きの準OP・別定とあれば勝ち負け十分。

55キロでは結果が出ていないが、ダンスアミーガは昨年の長岡Sを1分32秒4の好タイムで快勝。基本はイン突き、外を回して6着に終わった前回の新潟日報賞が反省材料となるかもしれない。こちらも昨年から2キロ増になるが、マイネルメリエンダは前年の長岡S2着馬。惑星はオコレマルーナ。コーナー4つの福島では、持ち味の瞬発力を削がれてしまったが、得意の左回りマイル、それも平坦に替わる。アンブリッジ、アイラインも今季好調。ただ、適鞍の1400mを除外され、止む無しのマイル参戦がどうか。