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【止まらない】フラットコースの新潟1800ダートなら、57・5キロの重量でもアジアエクスプレスはノンストップ。当コースには、まず第一に昨夏レパードSを1分50秒4・後続を0秒6と突き放す快勝歴ありき。二走前のアンタレスSも、2着に敗れはしたもの急坂の阪神・パワーを要する良馬場を、57キロを背負い、1分49秒7という好タイム2着に逃げ粘った内容も上々。平安Sは先手を奪った勝ち馬になし崩しに脚をつかわされ5着に終わったものの、距離も少し長かったか。近走の戦績を総合すると、負荷の軽い新潟の1800ダートなら、57・5キロでも押し切れる計算が成り立つ。

逆転があればダノンリバティ。筋骨隆々のキングカメハメハ産駒だけに、砂の適性もだいたいは見えていたが、レパードSは初ダートで2着と奮闘。道中砂を被り外に出すまでに怯む感じはあったものの、二度目なら軽減可能。53キロも恵まれた。ただ本年のレパードSの決着タイムは1分51秒9。古馬混合のOPに入ると数字的には物足りない。

となると、ジュライS3着のベルゲンクライ。前回は2番人気も意識して、いつもより前目のポジションで競馬を進め、そのぶん後続馬の格好の目標にもなってしまったが、レース内容はレベルアップできている。坂のない新潟なら、前走の競馬でも止まらない。フィールザスマートは、東京マイルに良績のある現級の実力派。久々になるが乗り込みも丹念、テッポウにも実績がある。

やや記録は古いが、トウショウフリークは二年前BSN賞を1分50秒8で逃げ切り勝ち。ストロングサウザーは、スローの上がり勝負とはいえ、白川郷Sの上がり2ハロンのレースラップは11秒5-12秒4と俊敏。