最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 夏の北海道開催のスタートを告げる短距離重賞。北海道の重賞ファンファーレが流れると、いよいよ夏競馬も本番間近を思わせます。 函館の狭いコースに多頭数がひしめくため、不利に泣く馬がしばしば現れるのもこのレースの通例です。昨年ストレイトガールが馬群に沈んだのは記憶に新しいところですが、かつてはロードカナロアも勝ち損ねるなど、数多くの波乱が生まれてきました。一筋縄ではいかない難しいレースです。 1.長めの距離での実績に注目 昨年の1、2着馬ガルボとローブティサージュはいずれもマイルの重賞を勝った実績がありました。阪神牝馬Sを勝っていたカレンチャン、フィリーズレビューの勝ち馬ワンカラットもこのレースを勝っています。函館コースはスタミナを要するので、長めの距離の重賞で実績がある馬が好走しやすいようです。 2.洋芝巧者の大型馬に注意 一昨年パドトロワは536kgでこのレースを制しています。2010年は508kgのワンカラットと510kgのビービーガルダンでワンツー。552kgのトウショウカレッジ、536kgのサープラスシンガーも穴を開けているように、力を要する洋芝を苦にしない大型馬の活躍が目立ちます。 3.人気の3歳馬は信頼できる 斤量的に有利な3歳馬がしばしば好走するレースです。昨年3着のクリスマスは4番人気、2011年2着のテイエムオオタカは3番人気、2009年1着のグランプリエンゼルは1番人気。3歳馬で上位人気に支持されるような馬はほとんど大負けせず堅実に走っています。 コパノリチャードは昨年の高松宮記念以来勝ち星から遠ざかっていますが、その高松宮記念が不良馬場。パワーを要する洋芝が向いている可能性が低くありません。スワンSやアーリントンCという長めの距離の重賞を勝っているのも、このレースの傾向からは強調できるデータです。 ローブティサージュは昨年の2着馬でキーンランドCを勝っているように、洋芝の北海道を得意としています。昨年同様の54kgで出走できるのも有利。アンバルブライベンは遅咲きのスプリンターで京阪杯、シルクロードSとここに来て重賞を2勝。今回は56kgを背負いますが、57kgで淀短距離Sを2着した実績があります。 エーシントップは古馬になってから伸び悩んでいますが、530kgを超す巨漢馬ですから、洋芝の函館コースに活路を見出したいところです。レオパルディナは桜花賞路線を進んで結果が出ませんでしたが、もともと1200戦で頭角を現した馬ですし、50kgで出走できるのも有利です。 スマートオリオンは昨年は9着と不完全燃焼に終わりましたが、このコースで2勝を挙げているように洋芝得意の大型馬です。セイコーライコウは前走の韋駄天Sは58kgを背負って5着。8歳でも衰えは見られませんし、主戦の柴田善臣騎手に戻って57kgで出走できる今回は巻き返しがあって不思議ありません。
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