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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

8月24日 小倉11R 北九州記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

「行ったら負けよ」の後出しレース。差し馬天国・北九州記念です。昨年まで追い込み馬が4連勝中で、そのうち追い込み馬によるワンツーも2回ありました。例年の小倉の芝は、この時期になると外を回す馬が届く状態になっていて、いつも外枠の馬が人気になりますが、内すぎなければ枠順にはそれほど神経質になる必要はありません。馬柱でチェックすべきは、とにかく脚質。通過順位に二桁の数字が多く並ぶような馬に敬意を払うべきレースです。

1.クラシックを勝ち負けするような種牡馬が優位に

 典型的なスプリント血統の馬だとスピードがありすぎるためか、このレースには上手くフィットできないことが多いようです。差し・追い込みで好走するためには、自然とタメを作れるようなデザインの馬が有利で、血統的には東京の2400を走れるような種牡馬が頼りになります。昨年などは、ハーツクライ、グラスワンダー、ディープインパクトでワンツースリーを占めました。

2.アイビス惨敗馬が巻き返す

 サマースプリントシリーズとしては、アイビスサマーダッシュからの流れになります。ところが、先行馬有利のアイビスサマーダッシュとはレース質がまるで逆。これまでアイビスと北九州記念の両レースで連続連対した馬は皆無です。2010年の勝ち馬メリッサは、アイビスでは18着に大敗していました。

3.斤量は55キロまで

 ゴール前は横一線の大接戦になるのが通例です。ゴール前で最後の一押しが効くのは、背負っている馬より軽い馬、というわけで、過去5年間の連対馬の斤量は、牡馬で55キロ、牝馬で53キロまでが限度。それ以上背負った馬はちょっと足りない結果に終わっています。重賞で勝ち負けして来たような馬はハンデを背負わされますから、好走するのは必然的に、重賞やオープン特別で負けた馬か、条件戦を勝って来た馬、ということになります。

 休み明けの上に斤量を背負う去年の勝ち馬ツルマルレオンはともかく、昨年2、3着のニンジャ、バーバラで問題ないような気もしますが、あえてもう一歩踏み込んで、◎はカイシュウコロンボ。今回が休み明けから叩き3走目。前走のCBC賞は、久しぶりの1200戦だったことを思えば、11着とは言え0.7秒差ならば充分許容範囲です。ここまでの5勝が、札幌、小倉、福島に京都で2勝という直線平坦コース専用の追い込み馬で、マンハッタンカフェ産駒。このレースの傾向にぴったりの馬です。

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