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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

8月10日 小倉11R 小倉記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 サマー2000シリーズ第3戦は、高速小回りでの捲り合戦。このレースでは、過去9年間中4回もコースレコードが更新されています。絶好の馬場状態で、騎手心理は「前へ前へ」。コーナーの通過順位を見ると、連対馬のほとんどが3-4コーナーで位置取りを上げていることがわかります。今年は台風の影響が予想されますが、稍重だった昨年もレコード決着でしたから、今の小倉では少々の雨なら時計に影響を及ぼすことはありません。

1.七夕賞の再戦ムード

 本州でのサマー2000シリーズは七夕賞に続いて2戦目で、七夕賞から臨戦する馬が多くなります。七夕賞が福島の最終週に行われていた頃は、馬場が荒れて時計が掛かるのが通例でしたが、去年から2週目に繰り上がったことで、綺麗な馬場で行われるようになり、必然的に七夕賞と小倉記念の連動性はより強くなりました。ただ、両レースはハンデ戦なので、七夕賞を勝ってしまうと小倉記念では斤量を背負わされます。一番狙いやすいのは「七夕賞で少し負けた馬」ということになります。

2.ロングスパート勝負でスタミナ馬が台頭

 3コーナーから全馬が動き出すようなロングスパート勝負になります。長く脚を使ってバテないスタミナが要求されるので、それ以前に2400前後の長めの距離で実績を残していた馬がたびたび穴を開けています。距離実績を調べるときの指針になるでしょう。過去の勝ち馬の血統を見ると、ハーツクライ、ステイゴールド、ネオユニヴァース、ダンスインザダークというサンデー系のスタミナ種牡馬が並びますが、これも同じ理由によります。

3.休養充分、フレッシュな馬が穴

 昨年2着のラブリーデイはダービー以来でしたし、その前の3年間も新潟大賞典から直行した馬が続けて穴を開けています。8年前になりますが、半年ぶりのスウィフトカレントが突き抜けたときには、2着に新潟大賞典からの直行馬を連れてきて、休養明け2頭で大穴になりました。このレースにおいては、休み明けはマイナス条件ではありません。むしろ、フレッシュな臨戦過程はひとつのセールスポイントになります。おそらく、スタミナを絞り尽くすようなタフなレースになるからでしょう。

 ラストインパクトは小倉1800の小倉大賞典の勝ち馬ですが、基本的には2400前後の距離を使われていて、日経賞でも3着。適性的には申し分がなく、天皇賞以来の3ヶ月ぶりというローテーションにも好感が持てます。ニューダイナスティは七夕賞の2着馬で、夏のローカルでは過去に2勝している夏男。小倉を使われるのは今回が初めてになりますが、鞍上の浜中騎手はご当地となる小倉競馬場を得意にしていて、小倉記念も2勝しています。サトノノブレスは菊花賞と天皇賞でラストインパクトに先着していて、能力的に一枚上という評価をすべきでしょうが、今回は小回りコースへの対応に不安が残ります。

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