の予想

12月14日 阪神11R 阪神JF(G1)

  • 馬連

    1点

    1

    -

    11

    4000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    11

    相手

    3

    17

    各2000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    11

    相手

    5

    6

    各1000円

購入:10000円(5通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルF。このレースは2006年の阪神競馬場の改修に伴い、外回りで行われるようになってからは、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、そして昨年のハープスター(2着)など、その後のクラシックやその先のG1へと繋がるレースとなりました。枠順の有利不利が大きなオムスビ型コースから、強い馬が勝ち負けできるコースに替わったことにより、クラシックを意識する馬がここを目標にするようになったのが一番大きな理由でしょう。特に関東の厩舎は、「桜花賞と同舞台を経験させたいから、阪神ジュベナイルFを使う」とよく言います。

 そして今年も新馬戦でスローペースにもかかわらず、高いPP指数をマークした牝馬トップ2が参戦します。牝馬部門1位は今号の『競馬王』の激走馬リスト7位で指名したロカ。2位はいつかの号で下位で紹介したレッツゴードンキ。新馬戦でのパフォーマンスは、その馬の能力の天井を見極めるのにかなり有効で、私は少なくとも2歳のこの時期はその後の実績よりも、新馬戦のパフォーマンスの高さに比重を置いて印の序列をつけています。

 しかし、隠し玉のつもりで紹介したはずのロカが驚くほど人気で唖然。これまでだったら、こんなに人気になることはないのに、なぜ? しかも、1枠1番。デビュー2戦目で劇的に行きっぷりが変わる馬は少ないし、仮に行きっぷりが良かったとしても、この大一番で騎手が戦法を替えるというようなことはしないでしょう。

 つまり、最後方に下げて、大外一気というハープスターの桜花賞の競馬でのみしか、勝ち負けのチャンスはほぼないということです。桜花賞のハープスターは逃げ馬がレースを引っ張ってくれたことで結果を出しましたが、大外一気は実は展開にかなり左右される、好走の幅が狭いパターン。そのリスクを考えたら、本来4、5番人気が妥当です。しかし、唯一、加点できるのは、この時期の阪神らしくレースの上りが掛かっていることです。

 逆に新馬戦で最後まで後続を突き放しての加速ラップを刻み、2着以下に3馬身以上差をつけたレッツゴードンキは、ある程度のポジションにつけてもいいし、状況によっては外に出していける、差し馬としてはいい枠順を引き当てました。よって、◎はレッツゴードンキとします。

 新馬戦の内容だけで言うならば、ややロカのほうが内容は上ですが、続く札幌2歳Sでは牡馬相手に直線で早めに先頭に立ちながら3着という勝ちに等しい好内容でした。前走のアルテミスSでも出遅れて道中窮屈になりながら2着と負けて強し。能力は言うことなしです。今回は自在に立ち回れる枠順と、キャリアの差からこちらが勝ち負けしても不思議ではありません。

 ○はスローペースで前を行く馬が残る流れのなか、直線で追い出されると一気に伸びて快勝したロカ。ラスト1F11秒0のレースをあっさり差しきったレースぶりからは、G1級の潜在能力を感じ取ることができました。確かにキャリア1戦で最内枠、どうやって直線で捌くか(?)などの不安要素もありますが、直線一気の末脚爆発で世代のトップにというストーリーも十分ありえる馬です。

 ▲は秋の京都開催最終日の時計の掛かる馬場で行われた前走の新馬戦で、自らレースを作り、ラストまで減速することなく勝利した内容はとても濃いものだったアルマオンディーナ。今回はやや先行勢が手薄なメンバーだけに、上積みも加味すれば面白い存在となりそうです。

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