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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月29日 阪神11R 宝塚記念(G1)

  • 馬連

    1点

    6

    -

    10

    1000円

  • 3連単

    1着流しマルチ

    90通り

    1着

    10

    相手

    2

    3

    6

    7

    8

    11

    各100円

購入:10000円(91通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
※馬券プレゼントキャンペーン対象のため、特別に買い目をご提供しております。

 春競馬の締めくくり、グランプリ宝塚記念。春シーズンでは唯一の古馬中距離G1で、多くの馬が使いやすい条件なのにかかわらず、今年はやや寂しい顔ぶれになりました。シーズンラストの一戦ということを考慮すれば、連戦の疲労などを理由に回避馬が相次ぐのはやむを得ないことではあります。

 また今年について言うなら、去年の牡馬クラシックホース(ロゴタイプ、キズナ、エピファネイア)がすべて不在という事態が盛り上がりに欠ける大きな原因となっています。本来ならば充実期を迎えて主力となるべき4歳牡馬が不在で、その上の世代による戦いがまたもや繰り返されることになりそうだ、というのが下馬評です。

 ジェンティルドンナは誰もが認める現役最強馬です。これまでジャパンカップを連覇した馬はこの馬ただ一頭ですから、歴代最強の一頭に数えられる存在とすら言えるでしょう。年齢とともにいい意味でズブさが増したようで、去年敗れたドバイシーマクラシックも今年は完勝しました。去年よりは確実にレースを進めやすいはずです。ただし、あくまでもベスト条件は東京競馬場での切れ味を活かすレースであり、昨年人気を裏切って3着に敗れたように、スタミナを要する阪神の内回りを苦手にしていることは確かです。

 ゴールドシップは昨年の勝ち馬。高速決着の京都で味噌をつけてパワー勝負の阪神で復活、というのが去年の戦歴で、今年もその再現を狙います。ただし5歳を迎えて去年よりパフォーマンスの質が落ちているのは事実で、得意な阪神に替わるからといって超えるべきハードルはけっして低くありません。

 ウインバリアシオンは有馬記念と天皇賞で2着。悲願のG1制覇に向けてあと一歩のところまで来ています。しかしながら、宝塚記念では一昨年使ったときが3番人気で4着と、天皇賞(3着)よりも着順を落としています。この条件はやや距離が短い模様で、いままで足りなかった「ワンパンチ」を今回繰り出せるかどうかは微妙なところでしょう。

 5歳、6歳馬は決定打に欠ける面が否定できず、宝塚記念の本道に従うならば本命は4歳馬から選びたいところ。牡馬クラシック馬が不在のメンバー構成ならば、エリザベス女王杯を含めた三冠牝馬・メイショウマンボで不足ないのでは? 同世代で何度も負かしたデニムアンドルビーがジャパンカップで2着に好走していることからも、古馬戦線におけるこの馬の立ち位置が推測できます。今回の力関係は、三強というより四強という方が正確でしょう。G1の厳しい流れでこそ持ち味が活きる馬ですし、叩き良化型でもあるので大阪杯の凡走はそれほど気になりません。前走にしても本調子手前で、距離延長も好材料。今回は春シーズンでもっとも良い態勢で臨めることは間違いありません。あとは相手関係の判断だけ。

 冒頭で触れたように4歳牡馬世代が不振のため、新鮮味に欠けるメンバー構成です。トーセンジョーダン、ヴィルシーナというG1実績馬には充分な敬意を払うべきでしょう。

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