丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

6月29日 阪神11R 宝塚記念(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    10通り

    1着

    11

    相手

    1

    2

    6

    7

    10

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    11

    2着

    7

    相手

    1

    2

    6

    10

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    24通り

    1着

    11

    2着

    6

    相手

    1

    2

    7

    10

    各100円

購入:7800円(58通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-7800円

丹下日出夫の見解

【順風満帆】阪神の坂、土曜日の関西地方は雨予報。ゴールドシップの宝塚記念連覇のお膳立てが着々と整いつつある。前走の天皇賞は致命的な出遅れ、しかもスロー。3コーナーで強引に仕掛けていかざるを得なかったが、直線フラットコースの京都は前も止まらない。ラスト2Fのレースラップは11秒1-11秒7という、もっとも苦手とする瞬発力勝負にもなってしまったが、しかし坂のある阪神は[4100]だ。知っての通りステイゴールド産駒は、昨年の自身の制覇を含め、過去5年間で宝塚記念を4勝、しかも道悪はオニ。よしんば良馬場でも、坂のある阪神は上がり33秒ソコソコの瞬発力勝負にはなりにくい。JCは大敗。有馬記念は、ムーアの腕だけで3着に「走らされた」が、馬体のラインが崩れ、自ら走ろうという意欲にも欠けていたか。しかし、気難しい馬に映るが、パンパンの良馬場の瞬発力勝負以外では、そんなに大敗したワケではない。闘志さえあれば、意外と鞍上も選ばないし、新コンビを組む横山典Jも、先々週、先週、そして今週と、追い切りで感触を確かめている。

逆転があればウインバリアシオン。オルフェーヴルという、同世代の巨大な才能が立ちふさがり、ダービー・菊花賞ともに2着。屈腱炎を発生し長期ブランクも余儀なくされ、GIは[0412]と未到達。前回の天皇賞は急遽の乗り替わり。武幸四郎も3番人気にこたえるべく完璧なラインを通ってきたものの、勝負事というのは正直や正攻法が絶対ではないことを考えさせられもした。だが今度は、手慣れた岩田、しかも例年通りなら梅雨時の水分をいっぱいに含んだ、坂のある阪神のパワー馬場にかわる。その宝塚記念の絶好のサンプルとなるのが二走前の日経賞。4F連続の11秒台の持久力はもちろん。粘り気の多かった3、4月中山の芝で、ラスト2F目・11秒1という数値は出色。仕掛けどころを心得た岩田の機微と剛腕をもってすれば、阪神2200mはGI制覇の大舞台となる。

ジェンティルドンナにも、もちろん単の資格。2012年のジャパンCでは凱旋門賞2着帰りのオルフェーヴルを撃破。翌2013年のJC連覇で、その存在を一層世界にも印象づけた。となるとドバイ・シーマクラシックは他馬の格好の標的、直線半ばまで前が壁。絶体絶命の苦しい位置に押し込められたが、並み居るライバルを跳ね飛ばし世界を瞠目。京都記念6着敗退の世評も同時に吹き飛ばして見せた。ジェンティルは、まだまだ進化中?。ただ、よく見ると、ジェンティルの敗戦は常に休み明け。右回りはフットワークが加速の乗りが今一つなのも確か。ドバイのパフォーマンスは、ムーアだからこそ引き出せた技量という見方もできるだけに、昨年の3着同様、思わぬ失速も頭に入れておきたい。

惑星はメイショウマンボ。秋華賞・エリザベス女王杯を連勝した時の馬体重は488キロだったが、今季緒戦の大阪杯は480キロ。前回のヴィクトリアマイルは486キロと、絶好調時と比べると数字通り筋肉が戻りきっていなかったが、返し馬の推進力とフォームは、牡牝の範中を超えたGI馬だけがもつ迫力。完調手前、距離不足のマイルでも、内一気の2着と改めて能力は示した。叩き三戦、後肢も腹回りも張ってきた。エリザベス女王杯は重馬場、パワー勝負もOK。

連穴の刺客はデニムアンドルビー。オークスは3着、秋華賞は4着。ここ一番という局面で体調が整い切れず、牝馬クラシックで遅れをとってきたものの、昨年のジャパンCではジェンティルドンナにハナ差に肉薄した好素材。ドバイ・シーマクラシックは逃げて失速、ヴィクトリアマイルは距離に泣き7着に終わったが、翌週5月24日には調教を再開。三日を開けず坂路入り、6Fのコース追いもグングンと消化。この短期間に驚くほどの急成長を遂げている可能性が高い。天皇賞3着馬ホッコーブレーヴも、もうフロック視は禁物。オープン到達は5歳。昨秋のアルゼンチン共和国杯、JCでは重賞の壁にはね返されたが、6歳春の日経賞は、中山の急坂を一気に2着に猛追。終い勝負に徹したことが功を奏したとはいえ、初の58キロ、GIという天皇賞・春の大舞台で最速の上がりを駆使し、あわや2着というきわどいシーンを演出。遅まきながら中距離GI戦線に新風を吹き込んだ。平坦よりは坂コースのほうが望み。しぶい馬場は、よりありがたい。

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