の予想

6月29日 阪神11R 宝塚記念(G1)

  • 単勝

    1点

    11

    5800円

  • 3連単

    1着流し

    42通り

    1着

    11

    相手

    2

    4

    5

    6

    7

    8

    10

    各100円

購入:10000円(43通り)

結果

【単勝】
5800円 × 2.7倍 = 15660円

このレースの収支

払戻:15660円
収支:+5660円

の見解

 2004年以降、阪神芝2200mで行われた宝塚記念は9回ありますが、うち6回の優勝馬に共通する最終追い切り場所が「栗東坂路」。特に近年はその傾向が強く、2010年以降の4回はすべて、最終追い切り場所が栗東坂路でした。

 2010年の優勝馬、ナカヤマフェスタって美浦所属馬なのに、栗東坂路?と疑問に感じるかも知れませんが、ナカヤマフェスタはレース前週に栗東トレセンに移動し、レース直前まで栗東に滞在して調教したという経緯があります。この事実からも、宝塚記念に「栗東坂路」がどれだけ重要であるか、よく分かります。

 ただ、単純に栗東坂路といってしまうと、該当馬が多数。そこで好走凡走の目安になるのが「2F時計」です。

 24.9秒以下 [4-2-2-11]
 25.0秒以上 [2-1-3-37]

 この数字から『24.9秒以下』が良績を残していることはお分かりいただけると思います。昨年もこのデータを重視して、ゴールドシップに◎を打つことができました。よって、今年もこのデータを重視すると、該当馬が5頭。24.9秒以下であれば、その中での速い遅いは全く関係ないので、昨年に続いて、◎ゴールドシップを選択しました。

 最終追い切りの併せた相手は2歳新馬。先着して当然とはいえ、追い切り自体は「相手は関係ない」といった感じの動き。迫力抜群で、ジョッキーが軽く手綱を操作するだけで、きっちりと先着して、24.6秒という速い2F時計をマークしました。そして、昨年と同じく、須貝尚介厩舎の勝負調教にも該当しています。

 私が担当させていただいた「激白」の中で、須貝尚介調教師は、ゴールドシップと横山典弘騎手のことを「他人が入り込めない関係」と例えていました。師は管理馬に対して、常に話かけて、その瞳を見て、その状態を察しています。その師が「仲のいい友達」と評するわけですから、今のゴールドシップにとって、これ以上ないパートナーを得ることができたのではないでしょうか。(※以前の主戦、内田博幸騎手は、当時のベストパートナーだったと考えています)

 ○カレンミロティックは、最終追い切りで最初の1Fが13.5秒で入りながら、ラスト1Fが最も速いラップを踏み、2Fは24.9秒。これは先手を奪って、最後まで自分のペースでゴールするというレース内容をイメージさせてくれます。調教タイプが過去10年で最多勝の標準多め坂路という点も強調できます。

 △ジェンティルドンナは昨年よりも帰厩が早く、追い切り本数は増加。そして最終追い切りは調教条件をクリア(24.3秒)しており、単純にゴールドシップを逆転できるという見方もできます。ただ、宝塚記念の3週前に追い切り時計を出していません。これは予定通りということを陣営から聞いていますが、そこが少し気になる材料です。

 最終追い切り場所が栗東坂路でないところで、最も高い評価は△デニムアンドルビー。前走Vマイルは栗東へ帰厩してからレースまでの期間が短く、まともな追い切りができていませんでした。それと比べて、今回の調教量は雲泥の差。それが、最終追い切りの動きにも表れており、角居勝彦厩舎の勝負調教にも該当しました。

 △メイショウマンボは前走時が本数は足りていても、中身の薄い仕上げだと判断していました。結果、2着好走となりましたが、まだまだ良化途上だと思っていました。今回はきっちり前走以上に強い追い切りを消化。この状態で牡馬と戦って、どれだけやれるか、見てみたいところです。

 △ウインバリアシオンは最終追い切り場所がCW。過去10年では、タップダンスシチーが優勝(2004年)しています。ただ、栗東坂路に比べると、調教適性が低いことは、過去の成績から明らか。また、ノーザンFしがらきからの帰厩が遅めだったこともあり、追い切り本数は多くありません。27日の調教後、馬体を確認した時は「やっぱりいい体してる」と思いましたが、調教適性からの予想では、この印が精一杯でした。

 △トーセンジョーダンは池江泰寿厩舎の勝負調教に該当しており、追い切り本数多い併用系統。これは昨年2着のダノンバラードと同じパターンなので評価しました。☆ヒットザターゲットは過去の宝塚記念に出走した時は栗東坂路2Fで25秒を切ることができませんでしたが、今年は24.8秒。今回が一番着順を上げると思います。

1.ホッコーブレーヴ
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準多め併用

2.デニムアンドルビー
今回:乗込坂路主体
前回:馬ナリ平均併用

3.ヴィルシーナ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

4.ヒットザターゲット
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

5.カレンミロティック
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

6.ジェンティルドンナ
今回:標準坂路
前回:海外

7.ウインバリアシオン
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

8.トーセンジョーダン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

9.ヴェルデグリーン
今回:標準トラック
前回:標準トラック

10.メイショウマンボ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

11.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.フェイムゲーム
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準併用

このレースの予想一覧