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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月7日 阪神11R 鳴尾記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 一昨年から夏開催に移動しましたが、施行距離も1800から2000へ、コースも外回りから内回りへと、施行条件も大幅に変わりました。基本的には、新潟大賞典からエプソムカップへと連なる裏街道に位置するG3重賞ですが、ここをステップにG1路線へのカムバックを目論む実績馬の出走もあったりして、年によるメンバーレベルの上下差が激しいレースとなっています。

 カレンミロティックにとって重賞初制覇となった昨冬の金鯱賞が開幕週。また、ちょうど1年前のこの週の阪神でも準オープンを勝ち上がっている「開幕週巧者」です。パワー馬場となった中山記念では大敗しましたが、近走は有馬記念を含めて良馬場ならば安定した走りを見せています。開幕週の阪神で他に逃げ候補も見当たらず、すんなりと自分の形に持ち込めそう。この馬本来のしぶとさを存分に発揮できるでしょう。

 エアソミュールは去年のこのレースの4着馬。オープン特別はすでに4勝もしていますが、重賞では人気を裏切る結果が続いています。間隔を詰めて使うよりもゆったりしたローテーションで臨んだ時のほうが好走確率が高いという傾向が出ており、今走は3ヶ月ぶり。ちょうど走り頃と言えます。トーセンジョーダンは天皇賞秋を始め、G1レースで再三好走経験があるビッグネームです。きっちり仕上がったらこのメンバーで負けるほうが難しい、というクラスの馬ですが、今回は有馬記念以来半年ぶりの一戦になります。典型的な叩き良化型で、目標はもちろん次の宝塚記念でしょうから、今回は評価を下げたほうが無難です。

 サクラアルディートはディープインパクト産駒としては力強いタイプで、前走の新潟大賞典は上がりの切れ味で劣ったという形です。立ち回りが上手な馬ですし、阪神の内回りは悪くないはず。アドマイヤタイシはG3での2着が5回もあるようにどのコースでも安定していますが、最も得意にしているのがこの小回り2000で、今走は一変が期待できます。トウカイパラダイスはあとワンパンチが足りないものの、大阪杯ではキズナとエピファネイアの間に割って入る健闘を見せました。上がりが掛かるようならここも馬券圏内に入ってきそう。トゥザグローリーはかつて天皇賞でも1番人気に支持されたほどの実力馬ですが、長期スランプに落ち込んで出口の見えない状況です。鳴尾記念は2年前に快勝した縁起のいいレースでもあり、なんとか復活の足がかりをつかみたいところです。

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