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4月19日 阪神11R アンタレスS(G3)

netkeibaデスクの見解

 春の京都競馬の開幕を告げるダート重賞でしたが、マイラーズカップと入れ替わる形で一昨年から阪神の最終週に移動してきました。しかしながら、かしわ記念や帝王賞などの統一G1へ向けた重要ステップという位置づけに変わりはありません。むしろ、直線に坂がある阪神コースに替わったことで、より底力が問われるレースになった印象があります。

 ニホンピロアワーズは一昨年のジャパンカップダートの勝ち馬。以来G1勝ちからは遠ざかっていますが、今年に入って統一G2を2勝と、力量に衰えは見られません。今回は58キロを背負いますが、この馬としては背負いなれた斤量ですし、得意の右回りコースに替わるのも歓迎。力量差から見てもこの馬の中心は動きません。

 ゴールスキーはダートG1初挑戦だったフェブラリーSこそ10着に沈みましたが、前が残る展開でしたからやむを得ない結果と言えます。今回は距離延長で追走が楽になるはずですし、ニホンピロアワーズが前の馬を掃除していくでしょうから、追い込みには持って来いの展開になりそうです。

 ナムラビクターは仁川Sを4馬身差で圧勝。心身ともに充実してぐんぐん力をつけているところで、得意の阪神コースなら重賞のメンバーに入っても互角の戦いが期待できます。ソロルはマーチSを快勝しましたが、ハンデ戦で56キロが効いた印象があります。57キロを背負う今回が試金石になるでしょう。マーチS組では今回斤量が楽になるグランドシチーの巻き返しが期待できます。トウショウフリークは逃げ一本槍。展開が楽になる地方交流重賞では安定していますが、久々となるJRA重賞では厳しい競馬が予想されます。

 ダノンバラードは6歳にして初めてのダート挑戦。芝では頭打ちの現状で苦し紛れという印象もありますが、右の小回りは得意な馬ですし、宝塚記念2着の実力は尊重すべきでしょう。

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