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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月13日 阪神11R 桜花賞(G1)

netkeibaデスクの見解

 牝馬クラシックの第一弾にして、多くの牝馬にとって生涯最大の目標とも言えるのがこの桜花賞です。厳しい流れで直線の長いコース。コース改装となった2007年以降の桜花賞は、スピードと底力が要求されるきわめてタフなレースに生まれ変わりました。

 脚質面から見るレースの傾向ははっきりしていて、それは「差し・追い込み有利」ということ。この時期の3歳牝馬が阪神マイルを先行して押し切るには、それこそダイワスカーレット並みの能力が要求されます。今年の有力馬では、フィリーズレビュー組のベルカント、ホウライアキコの先行が予想されます。重賞を2勝ずつしている両馬ですが、桜花賞では割り引いて考える必要があるでしょう。

 ここまでの牝馬戦線で一番レベルが高かったのは阪神JFで、そこを1分33秒台で走破した上位3頭が頭ひとつ抜け出していることはあきらかです。年明けのレースでそれらを脅かすようなパフォーマンスをした馬は登場しませんでした。順当ならば阪神JF上位3頭の争いになるでしょう。

 なかでも中心はハープスター。阪神JFは2着とはいえ窮屈な展開から最速上がりを繰り出しましたし、このレースに強いディープインパクト産駒。チューリップ賞を快勝して中間の調整も順調そのものです。エンジンの掛かりの遅さもこの舞台では大きなネックにはなりにくく、王座に一番近いのはこの馬で間違いありません。

 フォーエバーモアは阪神JFでタイム差なしの3着。早め先頭に立ちながら最後まで脚色は鈍っておらず、着順の差はレースの綾の範囲でした。阪神競馬場のコース改装以来重要性が増しているクイーンCの勝ち馬ですし、ライバルよりも一歩早く動ける器用さも武器になります。死角の少ない有力馬と言えるでしょう。

 レッドリヴェールは無敗の2歳女王。スローの上がり勝負、極悪馬場のスタミナ戦、マイルの高速決着とどんな展開にも対応できるレースセンスと勝負根性が持ち味です。最大の不安材料は、阪神JF以来の久々ということ。阪神JFも休み明けでしたし、予定通りのローテーションではありますが、常識破りのステップであることに違いはなく、これをどう判断するかが今年の桜花賞最大のポイントになります。

 三強に割って入るとすれば、やはり速い上がりが使える差し馬が有力で、フィリーズレビュー組よりもまずチューリップ賞2着のヌーヴォレコルトに食指が動きます。レーヴデトワールは人気先行の現状ですが、良血馬だけにひとつ歯車が噛み合えば大駆けの期待は充分。リラヴァティは1勝馬ながら逃げ差し自在で、コースとの相性も◎。ホウライアキコは前走は控える競馬で落としましたが、本番を考えればいい経験となったはずで、見限るのは早計でしょう。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください

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