丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

10月26日 京都11R 菊花賞(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    6

    相手

    2

    4

    10

    14

    15

    16

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    15

    相手

    2

    4

    10

    14

    16

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    6

    2着

    2

    相手

    4

    10

    14

    15

    16

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【二つの菊の紋章】菊花賞はショウナンラグーンで行くと、ダービー6着時に決めていた。大勢が決着したあとの6着とはいえ、ダービーは0秒5差。「最速の上がりをマークした、1秒以内の一桁着順の馬を狙え」という菊花賞のセオリーは、今も脈々と受け継がれている。菊のもうひとつのポイントは血統。配合はシンボリクリスエス×マンハッタンカフェ、祖母はオークス・エリザベス女王杯を連勝したメジロドーベルとくれば、3000mに隙なし。前哨戦のセントライト記念は差し追い込みの効き辛い新潟の内回り2200mゆえ、後方差詰めの8着に終わったものの、前走の敗退で逆に穴馬気配がいっそう薄くなり、配当の妙味もさらに増した。

むろん、ワンアンドオンリーは強敵。力でもぎ取ったダービーから約4ヵ月。ステップレースに選んだ神戸新聞杯は、1000m通過が1分0秒8―2000m通過・2分0秒4というよどみのない平均ラップを4コーナーで先団にとりつき、終わってみればレースレコードに0秒2差の2分24秒4で快勝。ダービー馬は依然雄々しく、新勢力との力関係やコンディションも確認できた。

しかし神戸新聞杯は、勝つには勝ったが、ゴール前3着と攻め込んできたトーホウジャッカルも余力十分。道中は舌越ししながら中団、直線半ばで前をカットされ、外に振られるロスがありながら、ゴール前100mでもう一度脚をつかっている。直前の坂路を11秒9で登板…いやいや、まだ上積みがある。

サウンズオブアースも秋に飛躍。春シーズンは才能の在り処を持て余し、京都新聞杯2着でようやくダービー出走の権利を得たものの、歴戦の蓄積疲労もあったのだろう。いざ本番は馬体も小じんまりと映り、残り1ハロンで力尽きてしまったが、秋初戦の神戸新聞杯は身のこなしと一完歩の大きさが見るからに違う。使える脚の長さと当面のライバルとの呼吸を肌で感じ取ることもできた。

トゥザワールドの脚質は自在、競争馬としての完成度は高い。セントライト記念は、イスラボニータを相手にもう一度2-3番手から抜け出す積極策で勝負。結果2着に終わったものの、走破時計は2分11秒9。翌週の古馬G2・オールカマーより道中のラップも決着タイム(2分12秒2)も速かった。

走破時計は地味だが、ゴールドアクターはパワーを要する札幌の洋芝・2600m戦で、ラスト1000m内で11秒台のラップを4連続マーク。心肺機能の高さを数字でも証明した。北海道2600m経由の菊の上がり馬は、メジロマックィーン、マンハッタンカフェでお馴染みだ。サトノアラジン△は、同馬の才能への個人的な意地(笑)。

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