最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 秋の天皇賞、あるいはジャパンカップへの前哨戦。一昔前は、春の阪神大賞典とともにガチガチのレースの代表格と言われたものですが、近年はすっかり様変わりしました。芝の状態が良好で上がりが速すぎるために、底力が問われるようなレースにならないことが主な原因だと思われます。近2年は続けて馬連万馬券ですが、その前2年は馬連三桁配当。いったん人気サイドが崩れると、どこまで荒れるかわかりません。 1.平坦の直線で速い上がりが要求される 開幕週の京都で、坂がなくて長い直線。勝ち馬の上がり3Fのタイムは34秒前半、ときには33秒台の末脚が要求されます。昨年は宝塚記念を勝ったゴールドシップが5着に沈み、勝ったヒットザターゲットは宝塚記念では11着に敗れていました。直近の成績に惑わされず、京都や新潟など直線に坂がないコースでの良績がある馬を探しましょう。 2.4、5歳馬が中心 近5年で馬券圏内に入った6歳以上馬は、オウケンブルースリだけ(2011、2012年)。長距離路線はベテラン馬が幅を利かせるカテゴリーですが、このレースは例外です。オウケンブルースリも4年連続で出走しながら勝ったのは4歳時のみであり、リピーターは信用しきれない面があります。 3.逃げ・先行馬には厳しい 京都の外回りらしく、開幕週とはいっても4Fの持続力勝負になります。昨年は早めに動いたゴールドシップとヴィルシーナが直線で失速。一昨年もギュスターヴクライが4角先頭から差されて3着に敗れました。直線平坦とはいえ、大回りコースの2400戦。ここを先行して押し切るためにはよっぽどの実力がないと厳しいということでしょう。 ラストインパクトは4歳馬で今年の小倉大賞典の勝ち馬。サマー2000シリーズを2戦使われての臨戦になりますが、元来叩き良化型ですし、京都2400では準オープンを完勝しており、ゆったり流れる長めの距離でこそ持ち味が活きます。この条件ならばGIIでもチャンスは充分でしょう。メイショウマンボはムラのある馬ですが、京都コースに限れば5戦4勝2着1回。牡馬相手でも京都ならば見直せます。 タマモベストプレイは前走札幌で久しぶりの勝利を上げましたが、きさらぎ賞勝ちを含めて京都では3勝を挙げているコース巧者。コース巧者といえば昨年の3着馬トーセンラーも忘れてはいけませんが、マイルCSを勝ったことで今年は58kgを背負わされるのはマイナス材料です。
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