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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月4日 京都11R 天皇賞(春)(G1)

netkeibaデスクの見解

 長距離路線の価値低下にともなって、伝統の春の大一番も存在意義が疑問視される事が増えました。今年は菊花賞馬のエピファネイアが海外遠征のため不在で、ダービー馬キズナ対グランプリ2勝のゴールドシップという対決の図式になりそうです。

 キズナは昨年のダービー馬。凱旋門賞挑戦のため昨秋は国内を留守にしましたが、復帰戦となった大阪杯を完勝して、さらに強くなった姿を見せつけました。3000m級のレースは初めてとなりますが、もともとエンジンの掛かりの遅さがある馬で、距離の延長はむしろ歓迎でしょう。京都外回りの切れ味勝負は一番得意とする舞台でもあり、中心はこの馬以外に考えられません。

 ゴールドシップは一時期スランプに陥っていましたが、阪神大賞典で復活の足がかりを掴んだ印象です。今回はメンバーが強化されますし、高速馬場の京都も苦手にしている条件ですが、リズムを取り戻した今ならば昨年の雪辱は充分に可能と見ます。長距離戦に強いウィリアムズ騎手の騎乗も魅力です。週末は雨の予報もあり、馬場が渋るようならばさらに有力。

 ウインバリアシオンは長期休養から完全に立ち直りました。オルフェーヴルと同世代のライバルで、オルフェーヴルが引退した今年はこの馬が主役に躍り出るチャンスです。ネックは岩田騎手が騎乗停止になったことで、大一番直前での乗り替わりは減点材料になります。フェノーメノは昨年のこのレースの勝ち馬。前走の日経賞は5着に終わり、故障からの復調に手間取っている印象。実力は認めても一枚割り引いて考えざるをえない現状です。

 レッドカドーは昨年の3着馬。このレースへの挑戦は二年連続で、慣れを見込める今回は昨年以上の成績が期待できます。デスペラードはメンバーが揃っていた京都記念を快勝。6歳ですがここに来て完成の域に達した印象があります。バンデは月曜時点では除外対象ですが、スタミナには絶対の自信を持つ逃げ馬で、出走が叶えば展開面の鍵をにぎる存在になります。

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