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2月9日 京都11R きさらぎ賞(G3)

netkeibaデスクの見解

 古くはスペシャルウィーク、ナリタトップロードから、ネオユニヴァース、アサクサキングスなど、数多くのクラシックホースを輩出してきた伝統ある重賞で、その年を代表するような素質馬が多数出走します。クラシックを占う上で見逃せない一戦であることは言うまでもありません。

 ただ一方では、オルフェーヴルが3着に敗れたり、ブラックタイドやオーシャンエイプスが2倍を切る単勝オッズに支持されながら勝ち損ねたように、まだ実力が評判に追いついていない馬が人気を裏切ることがしばしばあるのもこのレースの特徴です。過去10年で1番人気は2勝、2着も3回と、信頼性はもうひとつ。キャリアの浅い馬たちの争いですから、人気馬が本物か否かの見極めが非常に重要になります。

 バンドワゴンはここまで2戦2勝。しかも新馬戦が6馬身差でエリカ賞が5馬身差という圧勝続きです。新馬で2着に負かしたトゥザワールドがその後若駒Sまで3連勝していることからもこの馬の能力が尋常でないことはあきらかです。これまでのきさらぎ賞で人気を裏切った馬はいずれも差し・追い込み脚質でしたが、この馬のここまでの2勝はいずれも逃げ切りですから、能力を発揮できずに終わる懸念は少ないと思われます。

 トーセンスターダムもまた2戦2勝。バンドワゴンとは対照的に、新馬がクビ差で京都2歳Sがアタマ差と小差でしたが、2戦とも危なげのないレース内容で勝負強さを見せつけています。このレースを得意としているディープインパクト産駒ですし、距離は短縮されますが舞台に不足はないでしょう。強い先行馬バンドワゴンを目標に、今回はこの馬の真価が試されることになります。

 オールステイは走りが大きな馬で、間違いなく広いコース向きでしょう。外回りに替わって距離短縮ならば、まだ見限れません。サトノルパンは3戦目での勝ちあがりですが、上にクラレントやリディルがいる良血馬。潜在能力はトップクラスでも引けを取らず、重賞でも要注目です。

 ダノンアンビシャスは寒竹賞では差し届かず3着に終わりましたが、広いコースに替わって本領発揮といきたいところ。ただし本馬はダブル登録でゆりかもめ賞に向かう可能性があります。以下、キャリア豊富なピークトラム、使うたびに良化を見せるブラックカイト。

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