丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

2月9日 京都11R きさらぎ賞(G3)

丹下日出夫の見解

【これぞ一騎打ち】まだ春浅き、きさらぎの頃。バンドワゴンとトーセンスターダムの一騎打ちに、遠く近く、来るダービーを思う。バンドワゴンは、520キロのホワイトマズル産駒の偉丈夫。デビュー戦は、昨年9月末の阪神・芝1800m。上がり11秒4-10秒9-11秒2で(3Fは33秒5)、悠々の独走。坂のある阪神で、10秒9というラップは並ではない。二戦目のエリカ賞でも、阪神の坂を11秒7-11秒3-11秒6でパンチアウト。気がつけば、2分1秒7で5馬身差の独走。古い競馬ファンなら、カブラヤオー。キャリア20年以上ならばアイネスフウジン--その両馬を足して二で割ったような、巨大なトモと豪快なフットワークを保持する、野趣あふれる強靭な逃げ馬。目下の東の横綱といっていい。果たして、このバンドワゴンに鈴をつけに行くのは誰か?

西の横綱トーセンスターダムは、ダービーをも視野に、バンドワゴンとの脚力の差は、どのくらいのものか。位置取りはどこに正解を置けばいいのか。できれば勝って、クラシックロードに安心を得たい。むろん、同馬の能力は、デビュー戦の上がり11秒4-11秒1。次走の京都2歳Sは、11秒6-11秒3-11秒6(3Fは34秒5)というレースラップに対し、自身のソレは33秒6。2歳11月の時点の完成途上の段階で、芝2000mを2分0秒8で走ってみせた。トーセンジョーダンやトーセンホマレボシ兄弟に代表される、ダービーディスタンス仕様の血統的裏付けもある一族だが、血統こそ異なるものの、ほとんどブレのない、地に足のついたフットワークに、あのキズナを思い描く人もいるのではないか。

なんて、馬連は1・5倍を切る、凄いことになるかもしれないが(笑)、もしやもしやの一角崩しの2着候補の筆頭格はサトノルパン。兄はリディルにクラレント。勝ち上がりに三戦を要したが、前走はやや重条件下で阪神の坂を34秒3で急加速。マイルをベースに、血通りエンジンがかかってきた。

終い勝負の気楽な立場でブラックカイト。ピークトラムも、◎〇二頭以外なら実績は上位。

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