最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
京都マイルで行われる真冬の牝馬重賞。直線に坂がない京都コースということで、上がりが速くなるのが通例です。なによりもまず切れ味が必要とされるレースで、ペースが遅くなれば上がり3F33秒台の末脚が要求されることも珍しくありません。 汗をかきづらい時期なので、調教だけで仕上げるのが難しく、休み明けの馬よりも使われている馬のほうが有利な傾向があります。また、瞬発力勝負で底力までは問われにくいので、斤量を背負っている馬が苦戦する傾向も顕著です。過去10年では56キロを背負ったアドマイヤキッスが勝ったことがありますが、この時は重馬場。他には55キロでマイネサマンサが勝った例があるだけで、他はすべて54キロ以下の馬が勝っています。年齢では、過去10年で7勝を挙げている4歳馬が優勢。まとめるならば「4歳・軽量・好調馬」が狙い目になります。 ここが引退となるドナウブルーは一昨年のこのレースの勝ち馬ですが、当時は斤量が52キロでした。前走のマイルチャンピオンシップが5着ですから能力上位は歴然としていますが、一昨年夏の関屋記念以来勝ち星から遠ざかっているように、詰めが甘くなっているのも事実。その原因の一つは斤量を背負わされることでしょう。今回も56キロですから、何かに足元をすくわれても不思議ありません。 ウリウリはディープインパクト産駒の明け4歳。前走で1000万下を勝ったばかりですが、ローズS3着が示すとおり末脚勝負ならばオープンに入っても引けは取りません。一昨年のドナウブルーと同様のローテーションで、52キロはいかにも有利です。月曜段階では除外対象ですが、出走が叶えば好勝負可能だと見ます。 ノボリディアーナは昨年の白百合Sでウリウリを負かしていますし、前走もターコイズS2着と上り調子。京都は全3勝を挙げている得意コースでもあります。エアジェルブロワは10戦中8回が3着以内という堅実派。5歳ですがキャリアが浅くまだ上昇の余地は充分です。ノーブルジュエリーは詰めの甘さはありますが、相手なりに走る馬で重賞に入っても見劣りはしません。以下、スランプを脱したプリンセスジャック、適距離に戻るゴールデンナンバー。
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