最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 下半期のダート王決定戦。阪神から中京へコースが替わって名称も一新、賞金は減額されましたが、国内のオールスターメンバーに加えてアメリカからトップクラスの参戦も叶いました。 芝の一流馬のチャンピオン決定戦は、コースや距離によって細分化していますが、ダートはほぼすべての馬が同じ頂きを目指します。好調なオールスターの激突ということでは、芝のジャパンカップ以上の熱いレースが期待できます。 1.JBC組VSみやこS・武蔵野S組 ダートの上級馬はJBCなど交流重賞を渡り歩くのが通例で、みやこSなどJRAでのステップレースは、おもに収得賞金の少ない馬によって争われます。両者のどちらを重く見るかがひとつのポイントになります。 みやこSが創設されてからの4年間では、JBCをステップにした馬が3頭に対して、みやこSと武蔵野Sからの臨戦が5頭。穴馬の好走が目立つのもJRA重賞ステップです。人気はJBC組が集めることが多いものの、「JRA重賞組侮れず」という傾向になっています。 2.4歳馬VS5、6歳馬 一般に芝馬よりもダート馬の方が完成が遅く、多くのダート馬は5歳時に肉体的なピークを迎えます。このレースでも5歳馬が3連勝中で、2着も5歳、6歳、7歳馬。去年と一昨年は4歳馬が1番人気に支持されましたが、それぞれ3着、4着に終わっています。 それほど厳しい流れにならない前哨戦では4歳馬が互角以上に戦えますが、GIの底力勝負になると5歳馬の壁は高い、と見ることができそうです。 3.差し・追い込み馬の食い込みに注意 ペースが厳しくなることが通例で、また地方や京都などとは違って直線に坂があるコースで行われることもあって、毎年必ずのように仕掛けを遅らせた追い込み馬が2、3着に突っ込んできます。ワンダーアキュートは同じパターンで2回連対を果たしています。 ダートの強豪は先行脚質が大勢を占めるので、先行馬が人気に支持されることが多いのですが、先行馬同士ではなかなか決まらないのがこのレースです。紐には差し・追い込み馬を混ぜるのが得策でしょう。 ローマンレジェンドは58kgを背負ったエルムSを快勝、復活の狼煙を上げました。破った相手がインカンテーションとクリノスターオーですから価値があります。脚元に不安がある馬で、ぶっつけでのGI挑戦は予定通り。阪神でのジャパンカップダートでは過去2年結果が出ませんでしたが、中京ダート1800mは一昨年のジュライCをレコードで圧勝した舞台。大井の東京大賞典も勝っているように、長い直線の決め手勝負ならば別の結果が期待できます。 ホッコータルマエは交流GIを5勝の強豪。去年は1番人気を裏切りましたが、今年は充実の5歳、ドバイ帰りを叩いた上積みも大きそう。強力4歳馬、コパノリッキー、クリソライト、インカンテーションはスタミナが問われる展開になったときに不安を残します。 ワンダーアキュートは8歳冬を迎えても衰えは見られず、4年連続の連対の可能性も充分。ナムラビクターは大崩れしないスタミナ自慢で、直線に坂のあるコースでは成績が安定しています。
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