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【ローテを熟慮】武豊の我慢と手腕が、毎日王冠奪取に繋がったようにも思うエアソミュール。しかし、GIIIの鳴尾記念勝ちも含め積み上げてきた勝ち鞍は10。1800-2000mのOPをいくつもモノにしてきた実力馬。勝ち星はストレスをためないよう、間隔を開けての休み明けに集中。前走後、天皇賞ではなく、山元に短期放牧に出し、金鯱賞をチョイスしたのも、同馬の特性を熟慮しての判断。3年前の金鯱賞(14着)時とは、造りも意図も異なる。武豊も、本馬との毎日王冠だけではなく、この1か月。なるほど武豊だなぁと感嘆させられる競馬っぷりが目を引く。

目下の充実振りなら、ラストインパクトも勝機。最速の上がりで3着に突っ込んだ新潟記念に、これはと思わせる地力アップを感じ取れたが、京都大賞典は自ら動いて33秒8。元々稽古は動く馬だが、新潟記念あたりから調教も動きに動く。

ウインバリアシオンにも、もちろん単の資格。宝塚記念は、春三戦目で脚元にダメージ。1年5か月の休養明けの昨年とは仕上げも違う。3番手評価は、2000m適性の差。惑星はサトノノブレス。オールカマー16着惨敗で、一気に評価が下がってしまったが、天皇賞は前が開けばもしかしての手応え。念入りな調教もあわせ惑星の資格は十分だ。ラブリーデイには、アルゼンチンで本命を打った。しかし、パドックで見て、うーん。やっぱり久々の造り。ムーアもよく追ったが、狙いは[0110]の中京だったか?カレンブラックヒルも、天皇賞は0秒3差。GIIの中京なら2000mでもなんとかなる。