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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月30日 中京11R 高松宮記念(G1)

netkeibaデスクの見解

 絶対王者のロードカナロアが引退して、いまのスプリント路線にはタイトルホルダーがいません。3つのステップ重賞ではいずれも1番人気馬が敗退して、どの馬が人気の中心になるのかすら判然としません。中京競馬場が新装なって以来3年目、今年の高松宮記念はかつてない大混戦になりそうです。

 ハクサンムーンはオーシャンSを13着に大敗しましたが、半年ぶりの一戦で身体は仕上がっていたものの息ができていなかったようです。去年もオーシャンSを9着に敗れての臨戦で高松宮記念に進んで3着に好走していますから、前走の敗戦はある程度予定のステップだったと言えるでしょう。ロードカナロアとたびたび接戦を繰り広げたこの馬が、現在のスプリント界で最も頂点に近いところにいることは間違いありません。一度の敗戦で評価は下げることはできません。

 レディオブオペラはシルクロードSを2着に敗れて連勝が止まりましたが、14キロの馬体減が示す通り、連戦の疲れが溜まっていた模様です。むしろ早めに交わされながら2着を死守したところにこの馬の底力をうかがい知ることができました。じっくり間隔を開いての一戦で、あらためて素質の高さに注目したいと思います。

 ストレイトガールは札幌・函館で6勝を挙げていて、「北海道専用馬」のように思われていましたが、ここ2戦は中京・京都と本州でも連勝。スプリント路線の頂点をうかがうところまで出世してきました。好位差しの安定した競馬ぶりが武器で、ほとんど大崩れしない馬です。

 スマートオリオンは重賞初挑戦のオーシャンSを快勝、ここに来て高松宮記念最大の惑星に浮上してきました。ただし、これまで関東と北海道でしか競馬をしたことがないので、初めてとなる前日輸送が課題になります。また、速い持ち時計がないことも不安材料。

 コパノリチャードは阪急杯を快勝しましたが、ハナに行けなかったときに脆さがあるので、今回は快速ハクサンムーンとの兼ね合いが問題になります。スプリント王国安田隆行厩舎が送り出すレッドオーヴァル、古豪のサンカルロ、マイル王のリアルインパクトの3頭は、いずれも長い直線が味方になりそうで、本番での台頭が期待できます。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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