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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月15日 中京11R 中日新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

 芝2000mという根幹距離ですが、中央場所の重賞路線とはレベル差がはっきりしていて、こちらは新潟大賞典からエプソムCへと続く裏街道の一翼を形成します。ハンデ戦らしく斤量や展開によって大波乱の余地もあるレースですが、一方でアーネストリーやトゥザグローリーというトップクラスが出走した場合は、きっちり人気に応えて勝利を収めています。直線が長くて坂もあり、基本的には底力が要求されるコースですから、抜けた実績馬がいる場合は敬意を表するべきでしょう。

 アンコイルドは昨年のこのレースは7着に追わりましたが、夏を越して力をつけて、天皇賞からジャパンカップへと古馬の王道路線を進むまでに成長しました。前走は一追い足りない状態で京都記念を3着。上積みが見込める今回は、斤量を背負わされても主力の評価が正解だと思います。

 マーティンボロは昇級戦で重賞初挑戦になりますが、相手なりに走る馬で小回り向きの器用さもありますから、ローカルのハンデ重賞ならば差のない競馬ができて不思議ありません。サムソンズプライドは叩き良化型で、暖かくなる時期に成績を上げる馬です。昨年も3月から5月にかけて3連勝した実績があり、前走も3着ですからここは狙い目。

 ラキシスは休み明けの京都記念を4着して、昨秋の快進撃がフロックではなかったことを実証しました。牝馬なのに中山牝馬Sには登録もしていないところにここに賭ける本気度が窺えます。アクションスターは京都記念で7着でしたが、渋った馬場に切れ味をそがれた印象で、良馬場で再度見直したいところです。レッドレイヴンは前走20キロ増も響いて伸びを欠いた形の4着に終わりましたが、ローカルG3なら位負けしないはずで引き続き注目。コモノドラゴンは賞金順では除外対象ですが、現在絶好調ですし平坦小回りは大得意ですから、出走枠に滑りこんだら大駆けの期待も。

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