最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 今年はこれまでのところ、JRAのGIレースを2勝以上した馬はまだ現れていません。JRA賞の年度代表馬の選定も、有馬記念の結果に委ねられることになりそうです。 ただ、JRAの古馬GIを年間に複数勝つような馬が出にくくなったのは、じつは今年だけの現象ではありません。2000m以上の古馬GIを1年に2勝以上した馬は、2007年のアドマイヤムーン(宝塚記念、ジャパンカップ)が最後です。以来は、競馬場によって勝ち馬が変わるような戦国時代が続いています。 この乱世が、ジャパンカップを圧勝したエピファネイアによって終結を迎えるのか? 今年の有馬記念のひとつの見どころになるでしょう。 1.ロングスパート戦で東京実績は参考外 近年の有馬記念は、ほとんど決まって向こう正面からペースが速くなって、そこからゴールまで5Fほど、長く脚を使っての我慢比べという競馬になります。東京や阪神外回りのような終い3Fの瞬発力勝負とは対極的なレース質になるので、近走の東京成績はリセットして考える必要があります。重視すべきは、中山、阪神内回りや道悪など、上がりが掛かったレースでの好走経験。 2.JC好走馬は疲労に注意 過去10年でジャパンカップで連対した馬が有馬記念に使ってきたときの成績は[3-1-0-6]。ジャパンカップと有馬記念で連続連対を果たした4頭(ゼンノロブロイ、ディープインパクト、ハーツクライ、ブエナビスタ)は、いずれもジャパンカップで3番人気以内に支持されていました。ジャパンカップで「激走」して連対した馬は、その反動からかすべて有馬記念で馬券圏外に沈んでいます。ジャパンカップの快勝は、必ずしも有馬好走へのパスポートとはなっていないことに注意が必要です。 3.ディープインパクト産駒は苦戦 ディープインパクト産駒は中山芝2500mにこれまでのべ15頭出走していますが、2着と3着が2回ずつあるだけでいまだに未勝利です。ディープインパクト産駒は一般的に大跳びで広いコース向きですから、中山内回りでコーナー6回という有馬コースとはとことん相性が悪いようです。これまでこのコースで唯一穴で好走(3着)したトーセンワープは、大逃げから粘り込む形でした。自分のリズムで走れるのならば、ディープインパクト産駒でも割り引く必要はないのかもしれません。 ゴールドシップは一昨年の有馬記念を含めて、中山のGIは3戦2勝3着1回。上がりが掛かる競馬には絶対の自信を持っています。凱旋門賞から有馬記念に直行した馬は過去10年で3頭いて[1-1-0-1]。タップダンスシチーが凱旋門賞の17着から巻き返して2着しているように、このステップでは前走の敗戦は気になりません。 ジャスタウェイがここまで勝った距離は2000mが最高ですが、有馬記念ではかつてダイワメジャーが2回走って2回とも崩れなかったように、マイラーでも折り合いが付けば克服可能な条件です。中山記念で圧勝したように小回りコースも苦にしないので、ジャパンカップよりもチャンスは大きいと思われます。 エピファネイアがジャパンカップで2着につけた4馬身差は、良馬場では過去最大の着差。これ以上の圧勝は、重馬場でのタップダンスシチー(2003年)があるだけという歴史的な勝利でした。ただし、そのタップダンスシチーも次走の有馬記念では8着に大敗しています。エピファネイアも折り合いの難しさを抱えていますから、有馬記念でも最有力とは言い切れない難点が残ります。 フェノーメノは春の天皇賞を2勝のスタミナ自慢。京都の実績は有馬記念ではアテにならない傾向がありますが、本馬は中山でもGIIを2勝していてコースに不安はありません。 ディープインパクト産駒では、逃げられるヴィルシーナを筆頭に採ります。春の宝塚記念で3着がありますし、3歳時の秋華賞ではジェンティルドンナと大接戦でしたから、小回りではむしろこちらの方に安定感があります。ラストインパクトは現在絶好調ですし、このコースにも春の日経賞で3着の実績があります。一線級との手合わせでも今の勢いならば侮れません。 ヴィルシーナとジェンティルドンナは、牝馬の引退レースという点は狙いにくい材料ですが、前走で無理をしていないということでは、ブエナビスタやエアグルーヴなど、これまでのケースとは異なるところです。内田騎手と戸崎騎手、地方競馬出身の両騎手の小回りコースでの手綱捌きにも期待が集まります。
ジャスタウェイはワイルドアゲイン(ハイペリオン4×3)とトニービン(ハイペリオン5×3・5)からハイペリオン的な粘着力…
⇒続きを読む
2009年 1着ドリームジャーニー/標準併用 2着ブエナビスタ/標準多めトラック 3着エアシェイディ/標準トラック…
今年はJRA初の試みとして、出走馬関係者がドラフト指名抽選順で枠順が決定されました。枠順抽選会ではジェンティルドンナが…
【パドック速報対象レース】 当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公…
【混戦】ラストインパクトは本格化し前走内容も圧巻。単走で追われた今週の動きは気迫十分でGP制覇に期待する。エピファネイア…
【引退レースにアジャスト】2014年の掉尾を飾る、グランプリホースはジャスタウェイ。JCは、中団で折り合い、ポジショニン…
有力馬が一長一短の有馬記念。ゴールドシップが「走る日」であると保証書が付いているか、せめてエピファネイアが内枠を引いて…
各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝…
◎ゴールドシップは「ステイゴールド×メジロマックイーン」。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念、宝塚記念)、ドリームジ…
◎フェノーメノは、直結コースの京都芝3200mにてG1レースの天皇賞(春)を連覇(2013-14年)した。また、同じ競馬…
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 今年はこれまでのところ、…
【枠番重視】人気馬3頭が揃って外枠に入った、今年の有馬記念。このうち、本当の意味で「外枠が問題ない」といえるのは、過去に…
狙うはゴールドシップ。凱旋門賞は内が有利な馬場状態で展開も向かなかったので結果は参考外。帰国してからはここ目標にしっか…
どこからでも狙える、いつまでも予想が終わらない、そんな豪華なメンバーが集まった有馬記念。枠順を希望順で選んだ結果、ご存知…
もはやここは前走を中心に見るか、それとも距離コースか、はたまた平均値かでまったく軸馬が変わってくるという難解レース。それ…
現状の体調の良さを最重視した結果、主役に推すのが13エピファネイアだ!JCの圧勝劇は称賛に値する内容。折り合いに課題を残…