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3月21日 中山11R フラワーC(G3)

netkeibaデスクの見解

 桜花賞へ向けて3歳牝馬の重賞・オープン特別が毎週行われていますが、締めを飾るのがこのフラワーC。桜花賞への最終トライアルというよりは、むしろオークスの方に矛先を向けつつある馬が集まります。メンバーレベルとしては「500万下に毛が生えた程度」になるのが通例ですが、後々振り返ってみるとここから巣立った活躍馬は数少なくありません。隠れた素質馬を発掘するレースといえるでしょう。

 舞台は中山芝1800m。牝馬重賞としては数少ないコーナー四つを回る条件で、牝馬路線の中では器用さとスタミナの要求度が高くなります。マイル路線での実績は割り引いて考える必要があります。また、若い牝馬にとってはタフなレースになるので、短い直線ながら意外と追い込みが届くのも特徴。毎年必ずと言っていいほど人気薄の差し・追い込み馬の台頭が見られます。紐選びの際には注意が必要です。

 マイネグレヴィルは札幌2歳Sでレッドリヴェールの2着した実績があります。今年のレベルが高い3歳牝馬の一翼を担う存在です。以後は勝ち切れないながらも小差の競馬を続けていて、牡馬相手のホープフルS、京成杯でも大崩れしていません。牝馬限定戦に戻れば大威張りできる実力の持ち主です。

 ニシノアカツキはフェアリーSで2着、クイーンCで3着。フェアリーS3着のリラヴァティはチューリップ賞でも3着しているように、けっしてレベルが低くはない相手と戦って大崩れしていないのは立派です。パシフィックギャルは芙蓉Sで3着、アルテミスSで2着。中山向きの器用さもありますし、相手なりに走れる堅実さも魅力。大型馬の休み明けで仕上がりがポイントになります。

 クリスマスは阪神JFを4着して力量の高さを再認識させましたが、もともとは芝1200での活躍馬で、気性的に当てにならないところが残ります。今走は桜花賞へ向けての叩き台というニュアンスが強く、実績を額面通りに評価しにくいところ。バウンスシャッセ、マイネオーラム、ムードスウィングスあたりも素質的には小差で、好勝負可能。

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