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3月9日 中山11R 弥生賞(G2)

netkeibaデスクの見解

 本番と同じ条件で行われるステップ競走はこのレースだけで、皐月賞に向けて格好の足慣らしの舞台となります。毎年世代を代表するような素質馬が多数出走して、華やかなメンバーになることが通例です。ただし、小回りで直線が短い中山内回りコースは独特の適性が要求されるため、評判馬が力量を発揮しきれず、人気通りに収まらないことも少なくありません。また、過去10年では関西馬の5勝に対して関東馬が4勝(他に地方馬が1勝)と、関東馬が健闘していることも特徴的です。コース経験のある関東馬が文字通り地の利を持つレースです。

 トゥザワールドは新馬戦をバンドワゴンの2着に敗れたあと3連勝。いずれも危なげのない勝ちっぷりで、現時点できさらぎ賞を勝ったトーセンスターダムと双璧と目されています。今回は初めての輸送競馬が課題になりますが、このメンバーでは実績的に断然の存在。ここは勝って本番に向かいたいところでしょう。

 エアアンセムは京成杯で11着と惨敗しましたが、馬群で揉まれてキャリアの浅さを露呈してしまったのが敗因です。ホープフルSで2着に負かしたベルキャニオンが先日の共同通信杯を2着していますから、この馬の能力の高さは疑う余地もありません。すんなりならば一変も考えられます。

 エイシンエルヴィンは4ヶ月ぶりだったきさらぎ賞を3着。トーセンスターダム、バンドワゴンを相手にあわやという内容で、素質の高さを見せつけました。16キロ増の太めを使われた上積みは大きそう。これまでの4走すべて違った競馬場で使われながらいずれも好勝負しているように、競馬センスの高さが魅力です。

 キングズオブザサンは関西馬ながら中山では2連対。トゥザワールドには黄菊賞で4着に敗れていますが、コース経験を武器に逆転を狙いたいところです。サトノロブロイは距離不足の朝日杯を除けば大崩れしていません。小回りの中山で安定した先行力は魅力。昨年のラジオNIKKEI杯2歳Sで1・2着のワンアンドオンリーとアズマシャトルが押さえ。

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