最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
中距離路線のG2戦ということでは前週の日経新春杯と同じですが、日経新春杯のようにハンデ戦ではなく別定重量で行われるので、賞金もこちらが若干高くなっています。実績馬が使いやすい条件ですし、有馬記念からの間隔も適度。基本的には「有馬記念の負け組対金杯組(など上がり馬)」という構図になります。 中山は連続開催の最終週。外回り2200mという独特なコースで、瞬発力勝負にはなりにくく、ある程度早めに動けて長く足を使える馬が有利です。過去10年で58キロを背負った馬が3勝しているように、重い斤量はそれほどマイナスにならないというデータが出ています。また、同じく過去10年で7歳馬が3勝していて、4歳馬はわずか1勝。まとめるならば、「上がり馬よりも実績馬」、「若い馬よりも高齢馬」ということになります。 ダノンバラードは昨年の勝ち馬。ディープインパクト産駒ですが切れ味よりもしぶとさを持ち味にしていて、昨年の宝塚記念ではジェンティルドンナに先着(2着)した実績があります。前走の有馬記念は大敗しましたが、先行勢が壊滅する厳しい展開でしたから失速もしかたがないところです。このメンバーでは力量的に抜けていますし、最終週の荒れた芝も上がりが速くならないぶんこの馬には有利に働きます。 ヴェルデグリーンは昨秋のオールカマーの勝ち馬で、中山で4勝を挙げているコース巧者。有馬記念はさすがに相手が強すぎましたが、自在性のある脚質で中山の中距離では安定感があります。サダムパテックは短距離ばかり使われていて距離延長が課題になりますが、3歳時に弥生賞を勝って皐月賞で2着しているように、中距離での実績もこのメンバーでは際立っています。あっさり勝つようなことがあっても不思議ありません。 ケイアイチョウサンは金杯では枠順と展開が向かず脚を残した印象。菊花賞の5着馬ですから距離延長は歓迎で、上がりがかかれば台頭の余地は大きそう。サトノシュレンは関西馬ながら当コースで3勝を挙げているコース巧者。惨敗か快勝か着差の振幅が大きい馬ですが、単騎逃げが叶うようなら侮れません。復調気配が伺えるコスモファントム、素質秘めるダービーフィズが押さえ。
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