丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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1月19日 中山11R 京成杯(G3)

丹下日出夫の見解

【先達にならって】東京スポーツ杯から2か月、矢作流のハード調教に耐えてきたラングレーに、もうひと化けはないか。前走の東スポ杯は、ラスト4F・11秒9-11秒6-11秒2-11秒6というタフな上がりラップと、1分45秒9のレコード決着に音をあげ、残り1F地点からフットワークに乱れが発生。4着と失速したけれど、新馬を勝ったばかりで中二週。キャリア不足と、二度の関東遠征というハード・ローテも考えなくてはいけない。

本年の3歳世代の牡馬シーンは、連勝馬が少なく、取りこぼしの多さが焦点ともなっているが、ディープインパクトのような、連勝街道を進む馬というのは本来まれ。同じ矢作厩舎先輩であるディープブリランテや、昨年のキズナだって、ダービーまでには紆余曲折があった。東スポ杯4着惜敗だけで、すべてが決したワケではない。鍛え直し、攻め直し、京成杯で進化の在り処を確認したい。

プレイアンドリアルは、レコード決着となった東スポ杯をクビ差の2着。朝日杯FSは、北海道から川崎へ。ハードで知られるビッグレッドF育成馬とはいえ、2歳秋の馬にとってストレスは大。朝日杯は、意識的に返し馬を回避したというが、カッカと気が立ち流れにも乗れず。7着と敗退したが、東京1800mを1分45秒9で走れるのなら、たとえ本質はマイラーであっても、皐月賞はともかくGIIIなら中山2000mは守備範囲。東スポ杯の記録を、今一度大切にしたい。

キングズオブザサンは、葉牡丹賞2分0秒8で、クラシック戦線に浮上。一走前の黄菊賞は、1000m通過が58秒5-マイル通過・1分34秒5のHピッチを、一旦2着争いに顔を覗かせるHレベル決着。一度の厳しい経験は、スローの上がり勝負の2-3回ぶんに勝るというが、開幕週の高速馬場と、1000m通過・59秒5という平均ラップのアシストを受けたにせよ、2分0秒8は立派な重賞レベル。

エアアンセムは、2分2秒0でホープフルS勝ち。年末の中山開催は日数を重ねるたび、粘り気の増す芝コンディションゆえ、前記キングとの馬場差の差し引きが微妙だが、新馬戦の上がり33秒9に、ホープフルS連勝の下地はあった。

ピネオロの百日草特別は1分47秒5。少し湿り気の残る良馬場だけに、数字よりは価値があるように思うが、東スポ杯と比較すると、主力に推すには若干精度が足りない。

連穴はベリー起用のウインマーレライ。ここ二戦は、太り過ぎというか。馬体や意識を持て余している感じがあったが、東京1800mの新馬・上がり33秒2を、しかもベリー鞍上とあれば忘れてはいけない。

アデイインザライフも、走破タイムは平凡ながら、上がり35秒3は、同日のホープフルSより速い。

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