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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

11月9日 東京11R アルゼンチン共和国杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 芝2500mという特殊距離でのハンデGII。見た目の印象以上にスタミナが問われる一戦で、ステイヤーズSやダイヤモンドSへと続く裏街道長距離路線の出発点となるレースです。

1.上がりが掛かって非サンデー系が台頭

 東京の中距離戦といえば、高速上がりでサンデー系が上位を独占するのがお約束ですが、微妙に距離が長いこのレースでは例外です。去年7番人気で快勝したアスカクリチャンはスターリングローズ産駒で、一昨年6番人気3着のマイネルマークはロージズインメイ産駒。毎年非サンデー系が穴を開けるレースとなっています。

2.前走大敗馬の巻き返しは困難

 一流馬不在のハンデ重賞ということで、穴狙いのスタンスで入る人が多いと思いますが、けっして「なんでもあり」ということではありません。近5年の連対馬はほとんど前走で掲示板に乗っていました。唯一の例外ミヤビランベリは前走こそ大敗していましたが、その直前は2連勝していましたから、近走不振が続く馬は狙いから外すのが得策でしょう。

3.4、5歳馬が中心、リピーターは軽視

 この路線では同じ馬が何年も出走し続ける傾向があって、おなじみの馬がいつもそれなりに人気を集めますが、何回目かの挑戦でここを勝った、という例はしばらく聞いたことがありません。勝ち負けになるのは勢いのある馬だけで、基本的には4、5歳馬が中心になります。

 クリールカイザーは休み明けの札幌日経オープンで4着、オールカマーで3着と調子を上げています。5歳を迎えて本物になった印象で、距離が延びるのは大歓迎。初重賞制覇のチャンスは充分と見ます。

 スーパームーンは勝ち味に遅いもののほとんどバテない堅実派で、重賞挑戦でもスタミナを活かせる条件ならば見劣りしないはず。デスペラードは重賞2勝の実力馬で、近走不振のデータを覆しても文句は言えません。

 ラブリーデイは重賞連対が何回もある実力馬で立ち回りが上手。ホッコーブレーヴは天皇賞の3着馬ですが今回は仕上がりがカギになります。マイネルメダリストは目黒記念の勝ち馬で、前走大敗から巻き返せるか。フェイムゲームは勝ち味に遅い面があり、今回も展開の助けが必要になりそう。

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