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6月8日 東京11R 安田記念(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今春の東京競馬は天候に恵まれていて、馬場状態が良好のまま後半開催を迎えました。このままならば安田記念は1分32秒そこそこ、あるいは1分31秒台の決着が予想されます。

 さらにくわえて、今年の安田記念は豪華メンバー、それも先行で実績を残してきた馬が集まりました。好位からの競馬を身につけたジャスタウェイの目標となりそうなのは、3歳マイル王ミッキーアイル、復活した天才マイラー・カレンブラックヒル、8歳にして衰えを見せぬレッドスパーダ。ワールドエース、クラレント、グランデッツァも前走で早めの競馬で結果を残しました。高速馬場に好調の先行馬が揃って、マイルG1にふさわしく締まった流れの激しいレースが期待できます。

 中心は、ドバイデューティフリーで世界の頂点に上り詰めたジャスタウェイ。ジェンティルドンナを4馬身千切り捨てた昨秋の天皇賞が示すとおり、速い流れを追走して長く脚を使えることが最大の長所です。最近は1800以上ばかりを使われていて久々のマイル戦が不安にも感じられますが、今回はスローは考えにくいメンバー構成なので、この馬におあつらえ向きの展開になりそう。世界を制した力量を存分に見せつけてくれるでしょう。

 本質的にマイル戦は差し有利の条件です。ジャスタウェイが先行勢を飲み込む展開を想定すれば、相手候補としては差し馬を重く見たいところ。トーセンラーは昨秋のマイルCSの勝ち馬。挫石の影響で京王杯スプリングカップを回避したのは誤算でしたが、一週前追い切りでは絶好の動きを見せており、アクシデントの影響はなさそうです。フィエロは前残りの馬場でマイラーズカップを取りこぼしましたが、能力はトップクラスでも引けをとらないところを示しました。安田記念としては登録馬が少なくなったため、出走が可能になった幸運を初のG1挑戦で活かしたいところです。

 ミッキーアイルは前走より3キロ減の54キロで出走できるのは好材料です。初の古馬挑戦でも自分の競馬は貫けそうですし、時計勝負も大歓迎。カレンブラックヒルの前走は中山の内枠で器用さを活かした内容。完全復活とまではいきませんが、元値が高い馬ですし、重い斤量を背負い慣れている点も強調材料になります。リアルインパクトはここに来て復活の兆しを見せています。忙しい短距離戦から得意のマイル戦に戻る今回は一変の可能性があり、要注意の一頭です。

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