最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 いよいよダービーです。一年に一度の競馬の祭典。ふだんは回収率重視で馬券を買っている人も「このレースだけは当てたい」という気持ちが強く働くのではないでしょうか。ダービーに関しては誰もが真剣に予想に取り組みます。 そのためなのかどうなのか、ダービーは1番人気の成績が優秀であることで知らています。去年のキズナや2006年のメイショウサムソン、2004年のキングカメハメハのように、人気が割れた年も最終的に1番人気に支持された馬が結局は勝利を収めた、というケースがしばしばありました。混戦模様といわれる今年はなおさら、人気の見極めが的中のカギをにぎるかもしれません。 1番人気の有力候補は、皐月賞馬イスラボニータ。ここまでの成績を振り返ると、窮屈なレースを強いられた新潟2歳Sで2着になっただけ、それも敗れた相手が世代最強との呼び声も高いハープスターですから、実績の比較では断然優位に立ちます。この馬の不安材料は、フジキセキ産駒だということ。フジキセキ産駒は概して距離に限界があって「結局はマイラーだった」という馬がほとんどで、たとえばサダムパテックもそうでした。もちろん、ドリームパスポートのような例外もいるので、この馬はどちらのタイプなのか。ここまでのスピードを活かしたレースぶりからは、通常のフジキセキ産駒の範疇からはみ出すものは見せていません。皐月賞ほど楽な競馬にはならないでしょう。 あるいは牝馬の参戦・レッドリヴェールが1番人気になるかもしれません。「桜花賞で2着に惜敗した2歳女王」という戦歴は、64年ぶりに牝馬のダービー馬になったウオッカとまったく同じです。コーナー四つの札幌2歳Sの勝者ですし、芝マイルの持ち時計も優秀で、ここまでの成績の比較ではウオッカに優るとも劣りません。この馬の不安材料を挙げるなら、小柄で馬体の維持に苦心していること。小柄なこと自体は問題ではないにしても、大一番に向けてビシビシ稽古を積んでくる牡馬との比較において、調教を加減しなくてはならないような繊細さはダービー候補としてどうなのか。レースで示す能力とは別に、連戦を耐え抜く体力面で、この馬にはひとつ疑問符が付きます。 トゥザワールドは弥生賞馬で皐月賞2着。距離面の不安も少なく、立ち回りも上手。もうひとつパンチがほしいという現状ではありますが、上位安定の1頭であることは間違いありません。ワンアンドオンリーは弥生賞が小差の2着で皐月賞が4着。皐月賞では最速上がりをマークしており、長い直線に替わっての大勢逆転が期待されます。ただ、脚質的に他力本願の面があることは否定できません。 「皐月賞からダービーへ」という観点からは、ディープインパクト産駒の巻き返しに期待したいところです。中山内回りのG1はディープインパクト産駒にとって鬼門ですが、直線が長い東京コースならば話はまったく別です。産駒が競走年齢に達してから3年で2勝を挙げているディープインパクト産駒を重く扱う必要があります。 実績では重賞を勝っているトーセンスターダムということになるのでしょうが、今年のきさらぎ賞はレベルがもうひとつでしたし、ダービーを見据えてのレースとはいえ皐月賞はあまりに見どころのない内容でした。あそこから巻き返すためには大きな上積みが必要になるでしょう。 むしろディープインパクト産駒の大将はベルキャニオンではないでしょうか。ここまで重賞勝ちはないものの、共同通信杯ではイスラボニータの2着、しかも上がりタイムは上回っていますし、毎日杯勝ちのマイネルフロストには先着しています。皐月賞でもワンアンドオンリーに次ぐ上がりを駆使して0.5秒差の7着。賞金の関係でプリンシパルSを挟むことになりましたが、軽い相手に余力残しの内容で完勝して、勢いをつけての臨戦になります。また、戸崎騎手が初めて手綱をとってコンタクトを確かめられたことを思えば、むしろこのローテーションはプラスになると判断できます。共同通信杯2着からのダービー戴冠といえば、2年前のディープブリランテのケースがあります。まだ道は繋がっており、混戦といわれる今年ならばチャンスは充分でしょう。 青葉賞組からは2着のディープインパクト産駒ワールドインパクトを。相手なりに走る面があって前走はとりこぼしましたが、あくまで権利獲りの一戦であって本番に向けてまだ上積みが見込めます。快勝した大寒桜賞は出世レースでもあり、今後が期待される一頭です。
◎の母父ディキシーランドバンドは「ハイペリオンとトレサリーとスウィンフォード」の組み合わせが強く、デインヒルのようにス…
⇒続きを読む
過去10年の優勝馬のうち、最終追い切り場所の最多勝は栗東坂路。オルフェーヴル、ディープブリランテ、キズナと、近3年は連…
日本ダービーに向けての最重要ステップレースは皐月賞です。皐月賞のレース内容を吟味することが、馬券的中に近づくためには重…
【パドック速報対象レース】 当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公…
【混戦】トゥザワールドは安定感抜群で調教内容も皐月賞時以上。立ち回り器用で距離延長もマイナス材料にならない。レッドリヴェ…
【ハートは強靭】桜花賞・1分33秒3の時計を基軸に、レッドリヴェールで一点突破のダービーだ。桜花賞の走破タイムはレースレ…
今年のダービーは、「別路線組」が手薄という印象。ほとんど成績に疵のない馬、キャリアの浅い馬が青葉賞や京都新聞杯を勝って…
各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝…
◎レッドリヴェールは「ステイゴールド×ディキシーランドバンド」という組み合わせ。父ステイゴールドはオルフェーヴル、ドリ…
本命馬の見解:◎トゥザワールドは、2歳時に直結コース京都芝1800mの黄菊賞(500万下)を勝利した。昨年のダービー馬キ…
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 いよいよダービーです。一…
【枠番重視】07ウインフルブルームが出走取消となり、超スローでの上がり勝負となる可能性がさらに高まった、今年の日本ダービ…
舞台が東京ならワンアンドオンリーを狙ってみたい。まだトモが甘く、テンに行けないのでトリッキーな中山で最内枠だった皐月賞は…
皐月賞では自信の本命だったイスラボニータ。完成度の高さは世代の中では群を抜いており、その差がそのまま0秒2差という着差に…
参考にするのはまず皐月賞。イスラボニータがトップの111なのはわかるが、4着だったワンアンドオンリーも同等の111。やは…