丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

6月1日 東京10R 日本ダービー(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    16

    相手

    2

    5

    11

    13

    17

    18

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    16

    2着

    13

    相手

    2

    5

    11

    17

    18

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    16

    2着

    2

    相手

    5

    11

    13

    17

    18

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【ハートは強靭】桜花賞・1分33秒3の時計を基軸に、レッドリヴェールで一点突破のダービーだ。桜花賞の走破タイムはレースレコードタイ。ハープスターの爆発力にクビ差2着の惜敗を喫したものの、上がり33秒4もメンバー中第二位と確か。阪神と東京の違いこそあれ、キングカメハメハもディープスカイもNHKマイルをステップにダービーを制覇。坂のある阪神マイルを歴代最高タイムで駈けたのなら、東京1600mのNHKマイルと、ほぼ同列との見方ができる。先例となったウオッカは、桜花賞2着(1分33秒9・上がりは33秒6)からダービー奪取。490キロ前後の馬格を誇ったウオッカと比べると、410キロと確かにナリは小柄。しかし、不良馬場の1800m・札幌2歳Sでは、並み居る牡馬をパワーでネジ伏せ、スタミナの在り処も証明。ステイゴールド産駒のハートは強靭。輸送や枠順、牡馬相手のプレッシャーのリスクを冒してでも本命たる根拠は成り立つ。

相手本線はイスラボニータ。勝者は勝つべくして勝つ――レース運びは常に完璧に映るものだが、一冠の皐月賞はポジションを探り、ギアや追い出しを確認しながら後続を1馬身余に封じ込める余裕の勝利。2000mが距離のマキシマムであるフジキセキ産駒であっても、皐月賞完勝馬はよほど体調の不備でもない限りダービー大敗は考えにくい。東京コースは、東京スポーツ杯のレコ勝ち、共同通信杯優勝を含め4戦4勝。左回りの走りを練磨してきた。前走後の調教スケジュールも狂いなし。

単穴はワンアンドオンリー。ライバルを視界に入れてレースを構築できた11番枠の弥生賞と異なり、皐月賞は最内の1枠ゆえ動くに動けず。しかも1000m通過は1分0秒2のミドルラップ。一旦シンガリ近くに下げ、漸次外を回して追い上げるほかなかったが、上がり34秒3は最速。「皐月でもっとも印象的な末脚を繰り出した馬をダービーで狙え」――その格言を喚起させる4着だった。皐月時は、少しトモ回りが寂しかった。一段上の上積みもある。

トーセンスターダムにも惑星の資格。皐月賞は緩い馬場に脚をとられ、3コーナーの入りでバランスを崩し11着と失速したが、馬体の造りやスケールは、ダービー馬にもっとも近い――馬見せのパドックで手応えを得た人も多かったのではないか。近親に天皇賞馬トーセンジョーダン、ダービー2着のトーセンホマレボシが連なる底力型。京都2歳S、きさらぎ賞の時計やラップも含め、ダービーを最終目標として諸々の課題を課してきた。昨年のキズナほどの手応えはどうかも、良馬場の東京2400mに舞台が替われば、内容は大きく違ってくる。

皐月賞2着のトゥザワールドにも当然チャンスの目。自在の脚がウリとはいえ、皐月賞は外目の17番枠。ポジションを確定させるべく、気合入れ押しだしたぶん、向こう正面中ほどまでハミを噛み気味。それでも直線坂下から、もうひと脚を使い2着死守は果たした。前回を糧に、当然陣営もレース運びを練ってくるだろう。皐月は弥生の反動で馬が小さく見えたが、1か月ゆったりと間隔を開けたことで、馬体がパツンパツンに張りだしている。むろん、父はパワーのキングカメハメハ、母はエリザベス女王杯優勝。2400mもドンと来い。

ワールドインパクトは、生来の茫洋とした気性もあるのだろう。自分は何者なのかを理解できておらず、青葉賞は剛腕シュタルケをもってしても鞍上で揺れた。残り1Fで止むなく先頭に立たざるを得なかったが、心身ともにワンランク上にシェイプアップを果たせば、ディープブリランテ的な大金星がある。

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