の予想

5月25日 東京11R オークス(G1)

  • 複勝

    1点

    12

    5000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    12

    相手

    10

    11

    各1500円

  • 馬連

    流し

    5通り

    12

    相手

    2

    5

    6

    16

    17

    各400円

購入:10000円(8通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 2歳時から「怪物」と言われていたハープスター。確かに前走の桜花賞は最後方から4コーナー大外に持ち出して、息の長い脚でよく伸びていました。それもマークした上がり3Fは破格の32秒9。トップスピードの持続力が素晴らしく、まるでオルフェーヴルの小型版のようなレース内容でした。しかし、あのオルフェーヴルでも一昨年の天皇賞(春)では、断然の1番人気に支持されて11着に沈みました。騎手が号令を出してもすぐに馬が反応せず、仕掛けが遅れてしまったことで、最速級の上がりを繰り出しても4コーナーで外に張られて、前にいた馬を交わしきれなかったのです。

 追い込み馬というのはそれがあるから怖いし、1番人気の追い込み馬を買い続ければ、負け組の道を辿ります。また、オルフェーヴルが11着に沈んだ天皇賞(春)を勝ったのは、逃げ馬ビートブラックです。追い込み馬が不発するときは、総じて逃げ、先行馬が多いものです。よって、今年のオークスもオルフェーヴルが不発した天皇賞(春)の再現を狙います。

 ◎は昨年の極悪馬場で行われた札幌2歳Sで後の阪神ジュベナイルFの勝ち馬レッドリヴェールと差のない競馬を演じたマイネグレヴィル。この馬は本当にスタミナ特化型で、距離2400mのオークスの舞台は待ち望んでいた舞台と言えるでしょう。馬場が悪くなればなるほどいいタイプで、不良馬場なら鉄板とも言える存在でしたが、どうやら日曜日は良馬場の模様。しかし、逃げの手に出て豊富なスタミナを生かし切り、ハープスターがもし馬群の後方で苦しんでいるような展開になれば、浮上のチャンスはあるでしょう。勝つにしろ、負けるにしろ、潔い競馬を期待します。

 ○は昨年のアルテミスSの勝ち馬マーブルカテドラル。昨年のアルテミスSはバウンスシャッセ、パシフィックギャル、クリスマス、マイネグレヴィルなど、かなりの強力メンバーで行なわれた一戦でしたが、そこを勝利したのは高く評価できます。次走の阪神ジュベナイルFは5着に敗れましたが、アルテミスSで力を出し切った直後の一戦だったことを考慮すれば、負けて強しと評価できます。今期はアネモネS4着、桜花賞7着止まりとなっていますが、今回は調教で抜群の動き。やっと復調してきたようです。能力は十分通用するだけのものはあり、勝機十分と言えるでしょう。

 ▲はPP指数上でも確かに強いハープスター。力を出し切れれば楽勝して当然の馬です。近年はブエナビスタ、ジェンティルドンナといった名牝があっさり桜花賞、オークスを連勝していますが、本来、桜花賞、オークスは舞台設定も全く違い、連勝することはとても難しいと言えます。かつての桜花賞馬たちがオークスでどのような成績だったのかを振り返れば一目瞭然です。

 ハープスターは桜花賞で最後方から次元の違う直線一気の見事な競馬でした。しかし、あのようなレースをする馬は自ら動くレースでは全く能力を発揮できないことが多々あります。またハープスターはここまでスタミナを証明する決定的なレースを経験していません。ハープスターがブエナブスタ、ジェンティルドンナ級ならばそんな不安点もあっさりクリアするでしょうが、もしそうでなければ・・・注目ですね。

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