最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 安田記念に向けての最終ステップレース。1600を得意にする馬と1200を得意にする馬が、東京の1400mで激突します。レース時計が1分20秒を切るような高速決着になった年は、スピードに優る1200型が好成績を残しましたが、それ以外の年は、長い距離での実績馬が活躍するケースが目立ちます。古くは有馬記念馬グラスワンダーが年明け初戦にここを快勝したことがありましたし、それ以外にもスティンガー、サダムパテックという中距離重賞での実績馬が、初の短距離戦をものともせずに勝ち星を挙げています。東京の芝1400mは前半がそれほど速くならないので、中距離馬でも流れに乗るのが難しくないのが原因でしょう。 今年は、昨年のマイルCSの勝ち馬トーセンラーと、今年の高松宮記念の勝ち馬コパノリチャードが激突しますが、前述の理由から本命にはトーセンラーをとります。古馬の王道路線を歩みながら昨年はほとんど崩れなかったように、実力自体が相当高いレベルにある馬です。切れ味勝負は大の得意としていますから、このレースのイメージにぴったりフィットします。58キロも背負いなれた斤量で、苦にすることはなさそうです。 コパノリチャードは前走でスプリント界の王座につきましたが、それ以前に1400のG2を2勝しているように、この距離を大の得意としています。今回はマークを受ける立場にくわえて初めての58キロと、いろいろ不安な材料があるので2番手までの評価としますが、今の充実ぶりならば杞憂に終わる可能性は低くありません。 インパルスヒーローは昨年のファルコンSをはじめとして全3勝をこの距離で挙げています。久々だった前走のダービー卿チャレンジトロフィーでもあわやという追い込みを見せており、順当に良化ならば。クラレントはマイル路線の安定勢力です。東京で重賞を3勝しているコース巧者で、56キロで出られるのも有利。 メイケイペガスターはクラシック候補と謳われた素質馬。人気先行の現状ですが、距離短縮がカンフル剤になれば。インプロヴァイズの前走ダービー卿チャレンジトロフィーは前残りを追い込んで価値ある3着。東京にも実績があり相手強化でも。インプレスウィナーは左回りの芝1400でオープンを3勝している「1400の鬼」。一昨年のこのレースで3着の実績があり、ベスト条件での一発に注意。
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