最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
牝馬のトップクラスは桜花賞に集結するので、オークストライアルのフローラSはG2とは言え手薄なメンバーになることが通例です。ただ今年は、ハープスターに白旗を上げたわけではないでしょうが、桜花賞をパスした実績馬が数多く回ってきて、例年にない好メンバーになりました。桜花賞の上位2頭のダービー参戦も噂されていますから、フローラSはオークスを占う上で目の離せないレースになりそうです。 マジックタイムはクイーンCの2着馬。レベルが高かった阪神JFでも0.4秒差の6着に頑張っていて、桜花賞に出てもそこそこの人気を集めたことでしょう。新潟外回りで2勝を挙げているように、左回りの長い直線はベスト条件です。鋭い末脚を持っているので、予想されるスローからの上がり勝負も望むところでしょう。 マイネグレヴィルは中距離に狙いを定めたローテーションで、札幌2歳S2着、フラワーC2着。牡馬相手の京成杯でも5着に善戦しているように、芝2000での経験も豊富です。新馬戦でマジックタイムに5馬身差で圧勝した実績もあり、対戦比較では最上位にランクしなくてはなりません。ただし、瞬発力勝負を苦手にしていて、同じ東京で行われたアルテミスSでは6着に沈みました。極端にペースが緩むようだと不安が残ります。 ハピネスダンサーは関西馬ですが前走は関東でミモザ賞を完勝しました。対応力の高い馬で、いままでいろいろな競馬場で走って一度も崩れたことがありません。自分でレースを作れるのも強みで、ここも好勝負に持ち込めるでしょう。 マローブルーは未勝利を勝って中1週で望んだフラワーCを4着に好走。体重の維持が課題になりますが、素質の高さは間違いありません。ブランネージュは勝ち味の遅さがありましたが、2月に未勝利を勝って軌道に乗りました。いまの勢いならここに入っても侮れません。ニシノアカツキは牝馬重賞の常連ですが、いままで1600を超える距離ではいずれも大敗しているので、いかに距離をもたせるかがカギになります。 プロクリスは昨年秋以来の久々の実戦で、常識的には狙いづらいところですが、未勝利戦でワンアンドオンリーとエイシンエルヴィンという牡馬の重賞レベルを相手に完勝しています。無事だったら牝馬路線のトップクラスに加わっていただろう実力馬で、大勢逆転の可能性を秘めています。 ※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
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