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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

7月20日 函館11R 函館記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 超がつく小回りで時計のかかる洋芝。中央場所とは隔絶した世界で行われるため、他場での実績が当てにならず、毎年大荒れになる難解な重賞というイメージがあります。ただし、トウケイヘイローが勝った昨年や、マイネルスターリーが勝った2010年のように、時計が速い年はそれほど荒れない、という結果も出ています。

 また、昨年の勝ち馬トウケイヘイローはその後札幌記念を勝って香港カップで2着。2着馬のアンコイルドは京都大賞典で2着して秋の天皇賞でも4着と、函館記念の好走馬がその後の大レースでも活躍しました。函館開催が短縮されて時計が速い馬場で行われるようになった今、函館記念はかつてのように独特なレースではなくなったと考えるべきでしょう。むしろ札幌記念への重要なステップレースという位置づけで、今年はなかなかの好メンバーが集まりました。

 アンコイルドは昨年このレースを2着した時は穴馬でしたが、その後の活躍によって中距離路線のトップホースの一頭に成り上がりました。前哨戦の巴賞を負けて本番に向かうローテーションは去年と同様。今まで1800m以下の距離で好走したことがなく、持ち味が活きるのは2000m以上の距離なので、前走の結果に悲観する必要はありません。

 アドマイヤタイシは芝2000m重賞での2着が過去に5回。その競馬場も福島、中山、中京、新潟、阪神と多岐にわたっています。先行力が活きる小回りコースは歓迎で、洋芝では札幌で好走実績があります。

 アスカクリチャンは小回りコース向きの差し馬で、サマー2000シリーズの常連ですが、G2勝ち馬になった今年はハンデを背負わされるのが難点。

 ラブイズブーシェは昨夏の函館で連勝してブレイクを果たしました。近走は重賞でも崩れずに堅実に走っていて、力をつけた今ならば勝機も充分でしょう。

 クリールカイザーは準オープンを勝ったばかりですが、中山で4勝を挙げている小回り巧者で、相手なりに走れる自在性もあり、ハンデ戦なら差は少ないはず。

 トウカイパラダイスはこれまで函館記念を2回走って4着と5着。いつもまじめに走る馬で、7歳でも衰えは見られません。

 ナカヤマナイトは昨年の中山記念以降はスランプに陥っていますが、時計性能に限界がある馬で、洋芝小回りの函館で復活の可能性があります。

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