最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 夏の終わりの電撃戦・キーンランドC。サマースプリントシリーズもここを含めてあと2戦、いよいよ大詰めです。また、スプリンターズSまでは中4週なので、GIへのひと叩きとして休養明けの実績馬が参戦するケースもしばしばあり、シリーズチャンピオンを狙う馬たちとの比較がひとつのポイントになります。 1.基本的に人気サイドの決着 札幌芝コースは直線は短いものの、コーナー半径が大きいのでペースが緩みにくく、他のローカル競馬場ほど器用な立ち回りは必要とされません。実績馬が脚を余すような事態は発生しにくく、必然的に上位人気による順当な決着が多くなります。そういう意味では、先週の北九州記念とは正反対。新聞の印の厚い馬から真っ当に検討すべきレースです。 2.大型の先行馬が止まらない このレースも前が有利です。函館で行われた昨年を除いた過去の5回で、4コーナーでの位置取りは[4]よりも前の馬しか連対していません。腹を括って直線勝負に賭ける馬は3着どまりというのが過去の傾向です。また、立ち回りの上手さや加速の鋭さを武器にする小型馬は、他の小回りコースほどのアドバンテージを望めません。パワフルな大型馬がダッシュ力を活かして雪崩れ込む、というのがこのレースの典型的な好走パターンです。 3.アイビスサマーダッシュ組に要注意 函館スプリントSやUHB賞など、北海道で行われたスプリント戦の総決算というべきメンバー構成になりますが、近年好走が目立つのがアイビスサマーダッシュから転戦してきた馬です。最近2年はアイビスサマーダッシュからの臨戦馬がこのレースを2連勝中。アイビスサマーダッシュは日本で一番の高速レースですから、そこで先行争いをしてきた馬は、次走どこに行ってもペースが楽に感じられるようです。先行有利のこのレースにおいては、とくに大きな追い風になります。 前哨戦のUHB賞がスローペース。しかもそこでレースを引っ張った馬がここには姿を見せていないこともあり、スプリント戦としては例外的なほど先行馬が少ない組み合わせになりました。セオリー通り意欲的に来道してきたアイビスサマーダッシュ組から、ここはフォーエバーマークを狙います。前走は外枠有利の新潟1000mで超ハイペースになり、内枠から前半脚を使わされたツケが最後に響きました。キャリア不問の直線競馬からワンターンの1200m戦に変わって、この馬のスプリンターとしての経験値と格式を重く見る必要があります。 トップハンデを背負いながら「負けてなお強し」の2着だったスマートオリオンと、不利な外枠から積極的な競馬での3着で目下の充実ぶりを示したブランダムール、UHB賞の上位馬を相手候補に評価しますが、今年のレベルならば、前走準オープンを完勝したレッドオーヴァルからもマークは外せません。
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