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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

12月8日 阪神11R 阪神JF(G1)

netkeibaデスクの見解

 今年の2歳重賞では牝馬の活躍が目立ちました。阪神JFには重賞勝ち馬が5頭も出走を予定しています。今年の2歳牝馬女王決定戦は、かつてない豪華なメンバーで争われることになりそうです。

 中心はハープスター。新潟2歳Sでは上がり3F32秒5という末脚を繰り出して圧勝。勝ちっぷりの鮮やかさも去ることながら、2着のイスラボニータが東京スポーツ杯、5着のマーブルカテドラルはアルテミスSと、負かした馬の中からその後に重賞を勝つ馬が2頭も現れたことで、さらにこの馬の評価が高まりました。今回は休み明けと初の右回りコースが課題になりますが、直線が長いコースのマイル戦は絶好の舞台です。ここを無事通過するようなら、牝馬クラシックの不動の本命が早くも誕生することになるでしょう。

 この馬に待ったをかけるとしたら、ホウライアキコが筆頭です。小倉2歳Sとデイリー杯2歳Sを連覇したのはメイショウボーラー以来。デイリー杯を牝馬が勝ったのもレーヴディソール以来のことです。3戦3勝、そのうち2つがレコード勝ちという天性のスピード馬で、おそらく朝日杯に行っても好勝負になるでしょう。距離は前走で克服済みなので、今回はゴール前の上り坂が課題になります。

 レッドリヴェールは、距離が1800mに延長された札幌2歳Sを勝った初めての牝馬です。新馬戦では切れ味勝負、札幌2歳Sではスタミナ勝負と、両極端の状況で結果を出していることから、基礎能力の高さがうかがい知れます。阪神芝1600m戦をすでに経験しているのもプラス材料。あとは時計が速くなった時の対応が課題になりそうです。

 マーブルカテドラルは中山で芙蓉S、東京でアルテミスSを連勝。展開やコースを問わない器用さが強みで、新潟当時のハープスターとの着差を縮めたいところです。フォーエバーモアは重賞初挑戦ですが、サフラン賞で負かしたニシノミチシルベがアルテミスSでも3着ですから、力関係的には大きく見劣りしません。マジックタイムはローカルばかり走っていて中央場所には初登場になりますが、近年出世レースとして注目されるきんもくせい特別の勝ち馬で、荒削りながら勢いはここでも軽視できません。

 レーヴデトワールは萩Sを敗れましたが、距離短縮の白菊賞を快勝して、阪神JFへの出走を確実なものにしました。姉に当レースの勝ち馬レーヴディソールを持つ良血馬で、能力の高さは折り紙つきです。不安材料は、前走で体重が12キロ減っていたこと。中1週の強行軍で、体調を維持できれば首位争いに加わってくることでしょう。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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