馬連
流し
5通り
12
4
6
8
10
14
各2000円
購入:10000円(5通り)
払戻:97000円 収支:+87000円
今年のJCダートはG1馬9頭と豪華メンバー構成となりました。断然の1番人気には、今年の交流G1、かしわ記念、帝王賞、JBCクラシックを勝利したホッコータルマエが支持されていますが、骨っぽいメンバーのここではあくまでも能力上位の1頭に過ぎない感じがします。 その理由として、逃げたエスポワールシチーを突きに行った南部杯では自身が失速して2着に敗れたこと(かしわ記念でもエスポワールシチーを突いて、勝つには勝ったものの、ホッコータルマエ自身もラストで失速する危ういレース内容)、昨年のみやこS、JCダートで先着を許したニホンピロアワーズとは隊列が入れ替わる(前で立ち回ってニホンピロアワーズに目標にされるのではなく、後ろで立ち回ってニホンピロアワーズを目標として動く)という鞍上の工夫で結果を出している点から、真の王者とは言い難いものがあるのです。 また、いくら上昇一途と言っても、前走のJBCクラシックを大目標とし、自己ベストのPP指数をマークしたこの一戦は、凱旋門賞の勝ち馬をジャパンCで狙うようなもの。個人的に△評価が妥当のように感じます。 よって◎は、期待値も込みで3歳時には日本ダービーでオルフェーヴルの3着となったベルシャザール推します。ベルシャザールは3歳秋以降はノドの問題やら骨折やらで不振となっていましたが、今年5月の長期休養明けの復帰戦で初ダートながら3着に善戦するとその後はダートに路線転向しました。ダート路線に転向してからは3着、1着、2着、1着。そして前走で武蔵野Sを勝利してダートの重賞ウイナーとなりました。ダートのキャリアはまだ浅く、ダート慣れによる上昇度が大きく見込める馬です。 ただ現段階ではダートのトップクラスの馬たちと比べるとPP指数はかなり劣ります。あくまで今回のレースでPP指数を大幅に上昇させた場合のみ通用するといった馬であることは確かです。 しかし、芝からダートに路線に転向して急上昇する馬は数え切れないほど存在します。今回のジャパンカップダートに出走している馬ではローマンレジェンド、エスポワールシチーあたりはその代表的な馬と言えます。彼らも初ダートに挑戦した当時は条件クラスの馬、そしてダートに慣れながらある時に急な覚醒をして一気にダートG1級の馬に成長を遂げました。 ベルシャザールが今回その覚醒の時を迎えて、将来的にも長くダートのG1級での活躍をすることを期待します。 ○は一昨年、昨年と2年連続でJCダートで2着のワンダーアキュート。毎レース安定した成績を残し続けているのは、高い総合能力を持っていることの証明となります。前走のJBCクラシックは2着に敗れていますが、前々走の日本テレビ盃で馬体重を大幅に絞ってかなりきっちり仕上げて勝利した直後の一戦だったため、やや緩めに仕上げていたことを考えると負けて強しと評価できます。またスローペースになってしまったために大外枠もやや不利でした。 今回のレースは逃げにこだわる馬も少なく、意外とスロー気味に流れる可能性も否定できません。その時にこの馬の前でも立ち回れる自在性は有利に働くでしょう。 ▲は久々にダートの本場アメリカからやってきてくれたパンツオンファイア。3歳時のケンタッキーダービーでは有力視されていた馬で、まともに全力で走った場合にはとてつもなく強いレースをする可能性を秘めている馬です。 前走のブリーダーズカップダートマイルではオーバーペースを先行したために7着と敗れていますが、スピード能力の高さをみせつつ全力を出し切っていないのは、今回のジャパンカップダートに向けては疲労も少なく理想的な臨戦過程と言えるでしょう。 かつてJCダートで大激走したアメリカ馬と言えば2003年に勝利したフリートストリートダンサーを思い出します。この馬も前走のシービスケットハンデではレース中に不利があり力を出し切れないまま終わっていました。結果的に余力を残してのジャパンカップダート参戦でした。そして当時の日本最強ダート馬アドマイヤドンに競り勝ったのです。今回のパンツオンファイアにはそれと似たような気配を感じます。
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