最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
菊花賞に向けた最重要トライアル。ほとんどの有力馬がここをステップに本番に向かいます。前週のセントライト記念とは打って変わって、豪華なメンバーが集まります。ここを負けても本番で変わり身を見せる馬もいるので、各馬のレースぶりを注意深く見守る必要があります。 ダービーと同じ距離で行われますから、春の序列が大きく覆ることはありません。実力馬が力量を存分に発揮しやすいレースだと言えるでしょう。ただし、今年の場合、ダービーが1着から15着まで0.9秒差という小差の決着でしたから、着順は必ずしも絶対的な序列とは言えません。また、掲示板に乗ったのも2着のエピファネイア一頭だけなので、例年ほどダービー組の層が厚くない、という可能性も充分考えられます。 エピファネイアは皐月賞、ダービーと連続して2着。とくにダービーは道中で躓く場面がありながら、直線ではいったんは完全に抜け出す強い内容でした。このメンバーでは力量上位は歴然としていますし、一時期の折り合い難も解消に向かっています。前哨戦ですが、ここで負けているわけにはいきません。 ラストインパクトは青葉賞でスローにはまって3着に敗れ、惜しくもダービーへの出走を逃しましたが、能力は世代のトップクラスに入っても見劣りしません。早めに始動して、小倉で1000万特別を勝っての臨戦になります。距離が延びるのは大歓迎という馬ですし、使われている強みもあります。 サトノノブレスはいちょうS2着、青葉賞4着など、詰めの甘さに泣いて春はクラシック出走が叶いませんでしたが、戦ってきている相手を考えれば、重賞でも名前負けはしません。前走は1000万特別を敗れていますが、実力馬クランモンタナと叩き合ってのものですから、ここに向けていいトレーニングができたと言えるでしょう。 ヒルノドンカルロは函館で芝2600m戦を2勝して、一躍菊花賞の穴馬に数えられる存在になりましたが、今回は直線の坂が課題になります。アクションスターは雪で順延になった1月の京成杯を2着。強行軍の影響があって春はリズムを崩しましたが、じっくりリフレッシュしてここに向けて万全の仕上がりを見せています。気性が常識に適ってきたテイエムイナズマ、器用さがあって相手なりに走るタマモベストプレイも差はわずかです。 ※水曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
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